2011年12月28日水曜日

一週間!

昨日で一週間無事経過!がんばったぞ!ってちょっと大袈裟ですが、マンハッタンのシェルターでのパートタイムの仕事が始まってから昨日で一週間経ちました。色んな意味で「話題のシェルター」なので、結構周りに心配されていたり、自分の中でも多少の不安はありましたが、二日目の夜に電車でしくしく泣いて帰った後は毎日元気で通勤しています(笑)今週はうちのチームリーダーがバケーションでお休みなので、わたしと相棒のルイス君は月から金まで毎日出勤です。通勤するのも数年ぶり。なんか新鮮で大変な毎日です。うちからの電車はどんな時間でも本当に混んでいるので日本の通勤電車ののり。こんな経験はまじで日本ぶり???疲れるけど、なんか変に心身しゃきっとする部分もあって生活にめりはりが出来た!なんて言ってるのも今だけかもですが。

今回始めた仕事は、Canine Behavior Assessorというポジションで、シェルターに入ってくる犬たちのAdopt-abilityを色んな角度からテストする仕事です。今までは2人で全部こなしていたらしいですが、今回内部から昇格した人とその人の相棒のポジションが増やされて、この部署が4人になりました。その新入りがわたしというわけです。前のシェルターでもこの仕事を数年やらせてもらっていたので、それを認めてもらっての雇用だったのだと思います。前のシェルターでは女ばかりでやっていた仕事、今度のシェルターでは紅一点です(やったね!って?)。たまにASPCAの男性も参加してくれるのですが、あちらも断然女の世界らしいです。ということはうちのシェルターが珍しいんでしょうね。「あのシェルターならね…」とわからないでもないです(苦笑)。他のセクションで働いている人も断然男の方が多く、いや、East Harlemで、あのシェルターなら若いちょっと怖い?お兄ちゃんじゃないと無理かも?そんな中での仕事が始まりました。

チームのみんなはまじで超いいお兄ちゃんたちばかり。新入りのわたしに至れり尽くせりしてくれるし、楽しく和気藹々仕事しています。ラッキーですね。

さて、肝心の仕事そのものですが、冒頭でも触れましたが二日目の夜は泣いて帰りました…。あの夜は犬がどんどん運ばれてきて、廊下に臨時でクレートを一杯設置。どこを歩いても犬、犬、犬。それに多くの犬たちのコンディションも「ああああ…」と言いたくなるような感じで。また、あの日は早朝から3時間の全スタッフミーティングがあったりと長い一日でもあったのと重なり、ど~~~~んと来てしまい、帰りの電車でぽろぽろ涙しました。世界で一番大好きなものが目の前で大変な思いをしているのを見るほど辛いものはないですね。あの夜の涙はその涙だったのだと思います。でも、わたしが少しでも動いたことで「何か」が変わるならやれることはやりたいと。だから涙しても頑張るのみですね。その次の夜は暖かい夜だったし仕事の終わりにわんこを数匹外に出してマンハッタンの夜道を一緒に散歩しました。そんなささやかなことでもわんこの助けになっているなら本望。

これからもものすごいローラーコースターのような毎日でしょう。でも、出来ればここで、何ヶ月、何年をマークしたって公表できるように頑張りたいですね。頑張ります。

2011年12月25日日曜日

2011年のクリスマス・イブ




今年のクリスマス・イブはなんだか盛りだくさんのイブになりました。まずは急遽のわんちゃんトレーニングから始まって…。そう。イブでもなんでも依頼があれば出来ることはやらなきゃです。最近日本からNYCにわんちゃんと一緒に引越して来られて、わんちゃんも色んな環境の変化にかなりのストレスが溜まっているよう。セパレーション・アンザエティーが爆発。ご近所さんから苦情が来てしまい、留守中にビデオを撮ってみると2時間吠え続け、ドアをがりがりとかなり困惑してしまっていたようです。ストレスが溜まるのは仕方がないし、不安になるのも当然。でも、問題になってしまって家を追い出されても大変なので何とかしないと!です。残念ながら「一回飲めば効く魔法の薬」はないので、今日行って明日にはすっかり問題解決ではないということを理解していただいて、こういう風にすれば日に日に和らいでいくはずというアドバイスを色々お話してきました。

その後は毎年の恒例になったヘンゼルとグレーテルのオペラ観賞。去年は3-4回観せてもらいました。今年は劇場もグレードアップして、演出もすっかり変わり、すっかり新しいプロダクションになっています。今回は観客の子供たちが参加出来る演出になっていて、舞台に立った子供たちは緊張しながらもとっても嬉しそうで可愛いかったです。今年のプロダクションに初めて関わっている日本人オペラ歌手さんがヘンゼルを演ずるということなので、もう一度そのキャストの時に観に行ってみる予定。リハーサルの彼女のパフォーマンスがプロデューサーたちから評判がいいので楽しみです。


オペラ観賞の後は、これも恒例になりましたが、ロングアイランドにある教会のクリスマス・サービスに行ってきました。去年は夕方の部に参列しましたが、今年はキャンドル・ライト・サービスで夜の11時からの方。ここでお仕事で聖歌隊をやってる人のお供ですが、一緒に讃美歌を歌い、牧師さんのお話を聞き、とてもクリスマスらしい気分になります。クリスチャンでもなんでもないけど、でも中・高とクリスチャンスクールに通っただけに、やっぱり一年に一度の教会参列はなんか大切です。みんなと交わす「Merry Christmas!」も本当に温かさをしっかり感じられ、人が一年中こんな気持ちでいられたら平和になるだろうな…と考えさせられます。


去年はこのサービスの後、ジュリエットの待つ我が家に大急ぎで帰宅して大好きなクリスマス映画『It's a Wonderful Life』を見ながらほくほく過ごしたことを思い出してしまい、どっかんと淋しい気持ちになりました。でも、ジュリエットの横にミニ・ツリーを飾って、やっぱり今年も一緒にお祝いです。

Merry Christmas


2011年12月23日金曜日

『ドギーパラダイス!』第30回♪




US FrontLineの連載記事『ドギーパラダイス!』

第30回: 日本の犬事情③

出ています。
(上記US FrontLine部分をクリックするとオンライン版に行けます)

26ページに記事あります。

今回が日本の犬事情についての
締めくくり記事になります。

題して、
「日米の架け橋」

アメリカで大好きな犬たちのために
日々頑張って活動するわたしたちが
日本と協力して出来ることは
たくさんあります。

これだけ情報交換が簡単にできるようになった
現代社会で、ソーシャルネットワークや
インターネットテクノロジーを使って
日米がもっともっと密に繋がり
協力、助け合いが出来るはず。
そんなところをテーマに書いてみました。

是非読んでくださいね。

また貴重なご意見・ご感想もお寄せください。

2011年12月19日月曜日

辰が来た!

毎年この時期とっても楽しみにしていること。それは母お手製の干支のぬいぐるみを受け取ること。今年もやって来ました!辰はぐんぐん天を昇って大阪からニューヨークまで猛スピードで来ました!


可愛いでしょ?


今までの干支全員集合!

あまりにわたしが楽しみにしているもんだから、「あと7年一生懸命頑張らないと!」と使命感に燃えてるようです。その年の干支は、一年間テレビの横でしっかり見守ってくれています。


2011年12月18日日曜日

ニュージャージーのクリスマス♪



5ヶ月ぶりに古巣のBargen County Animal Shelterに帰ってきました。クリスマスの前の週末の金曜日、シェルターのホリデーパーティーです。懐かしい顔ぶれ!!!!みんなわたしを見つけると「きゃあ~」と感激してくれてハグ、ハグ、ハグ♪♪♪  うれしかった。

着くなり、かつては相棒のようにケネルでチームワークばっちりで仕事をしたロジャーが「おいで!おいで!見せたいわんがいる、いる」と関係者以外立ち入り禁止区域に連れていってくれました。「長い間顔出さなかったから再度トレーニング受けなきゃケネルなんて入ったらだめじゃない?」と冗談半分で言うと「何を言ってんの!」と。居ました、超珍犬。オスとメスのセントラル・アジアン・シェパード。アナトリアン・シェパードはお目にかかったことがありましたが、この犬種は初。ドッグショーでも行かない限りなかなか見れないでしょうね。とってもお利口さんの二匹でした。特に女の子のほうは超従順。今でも超でかい!のですが、二匹共まだ一歳になってないので成犬になれば150パウンドくらいになるとのこと。

わたしが通っていた頃からいるわんたちもまだ数匹いておうちを待っています。しっかり覚えてくれていたわんは、わたしの臭いと声を確認したら「どこに行ってたの!ねえねえ!」と言わんばかりに興奮状態で再会をわんわん喜んでくれてました。可愛いですね。


ボランティアの一人がわたしを元気付けようと「ジュリエット・クッキー」を焼いてもってきてくれました♪  可愛い~♪  ジュリエットに見せたかったので、このまま持って帰って見せてからいただき~。クリスマスの味がして超美味しかった♪

懐かしい面々との久しぶりの再会、とっても楽しいひと時になりました。

帰りは懐かしのRutherford駅から帰宅。バスを待っている間、10年以上も過ごした街の数々の思い出が一杯浮かんできてちょっと感極まってました。次に訪れるのはいつなんだろう…と思いながら、ひさしぶりのNJバスに揺られて帰宅しました。

2011年12月13日火曜日

ププサのお店発見♪

わたしの趣味の一つに「世界の美味しいものを食べる!」があるのですが、どの系でもいけてしまうわたしには、このWoodsideという街はありがたい。メキシカン・キューバン・ぺルビアン・コロンビアン・エクアドリアン・サルバドリアンなどなどラテン系も一杯なら、インド・タイ・コリア・中国・フィリピン・ネパールなどアジア系も色々あり(べトナミーズがないのが残念!)、アイリッシュパブもたくさんあるある(かつてはアイリッシュ移民の街だったらしです)。

Woodsideに引っ越した当初、辺りを色々歩いて周り色んな店に目をつけていました。今日のランチにそのうちの一件Pupusa Zoneに初挑戦!してきました。


正解!正解!美味しい!美味しい!

ププサとは、エル・サルバドル料理の中で一番名の通った一品で(日本食で言えば寿司?お好み焼き?)トルティアがピタパンのようになっていてその中に物が入ります。基本はチーズ。後他に何か入ってるププサがいいならお好みの中身を選べるわけです。ついてくる漬物サラダみたいなのとサルサをかけて食べてもよし、そのまま素で食べてもよし。ププサ、大好きです♪

今日はお店のお兄さんのお薦めのチーズ、豆、豚入りのププサにトライしてみました。美味しかった♪ (2ドル25セントなり!安い~♪)

とっても清潔で、明るくきれいなお店。いっちゃ悪いですが、他の店はここまでピカピカしてないので、きっとこの店はこの辺りでは清潔度ナンバー1なんじゃないでしょうか。まだ開店して2-3カ月らしいです。お兄ちゃんたち、開店してから「繁盛」とまでは行ってないらしく「必死…」って言ってたので、これからどんどん来るし、お客さん一杯連れてきてあげるよ!と言っておきました。

他のププサも、甘いエンパナダもトライしたいのですぐまた行くでしょう(笑)

2011年12月11日日曜日

たまりにたまった映画情報

大好きな映画なので一杯観ているのですが、なかなか余韻に浸って感想なりを書いて載せている時間が見つけられないまま、時間はどんどん経っていき…。なので今日はここ何ヶ月かで観た映画で「お薦め!是非是非観てください!」というのから「なかなかいけますよ!」というような映画をいくつかご紹介させてください~。もし映画の趣味が合うなら参考になるかもです。

Here we go!

127 Hours

実話を基にした「サバイバルの極致」のような映画。James Franco大好きだけど、この映画でも超いい味だしています。彼以外にあんまりこの役できる人が見つからないくらいばっちりはまり役!って感じです。結局映画の85%以上は彼の一人芝居なんだけど、それでも退屈することなし。目が離せません。さすがにDanny Boyle監督の映画だけある。描写で「ああ、Danny Boyleならではの…」というのがいくつか出てきますね。「う、う、う…」と目を背けたたくなるよなシーン…あるはずだけど、でも、その頃にはすっかりJames Franco扮する主人公に感情移入しているので背けてられないです。「さて、自分だったらどうなってるか?」当然考えてしまいますね。

Rabbit Hole

今年のオスカーに主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞でノミネートされていた作品だったと思うのですが、もっと重い映画かと思って構えてみましたが、一言「よかった」です。必見!必見!ネタばれではないと思うので、筋としては、幼い子供を亡くした夫婦の話なんですが、予想では登場人物の感情の浮き沈みをもっと重くどろどろに描いてあるのか?と思っていましたが、わたしは最後のやりとりがこの映画の、この夫婦の全てみたいに思い、「あ~~~~いい映画、いい映画」と感動でした。私個人的に世界で一番大切なものを亡くすという経験をしただけに、精神的ガイダンスになった映画でした。二コル・キッドマン扮する母親と加害者の少年の関係がなんかすごく微妙なんです。子供を喪って何をしていいのかわからない母親の感情すべてがああいう行動になるんだろうなって。

A Better Life

今年の夏だったかに劇場公開していた時に観に行こうと思っていて見逃した映画。DVDで観ました。シンプリーにいい映画です。アメリカの大きな大きな社会問題を、小さな父と子という視点から捉えた作品。個人的にもこんなお話は一杯知っているし、メキヤンのお友達から川を泳ぎ、砂漠を歩き…の話もいろいろ聞いてきたので、その一人ひとりの顔が浮かんできました。息子が父親に「なんで僕をつくったの?」と問い詰めるシーン…なんとも言えません。映画というよりはまさしくドキュメンタリーですから…。

Everybody's Fine

最近のデニーロ、いい映画に出てない…と評判ですが、これシンプリーにいい映画、デニーロの超いい味でてる映画と思いました。あまり巷で話題になってなかったようですが、だれでも考えるところ、共感するところある家族の絆、親子関係を描いた良い作品だと。デニーロがすごく自然体でいい味出してるのに加えて、周りの役者さんたちががっちり上手なので安心してみていられますね。Melissa Leoがまたひょいってでてます。ああいう役ほんとうまい!

Brides Maids

試写会ご招待の案内が何度も来ていたけど、都合つかなくって行けなかったのですが、シェルターの映画好きビッキーが「え???行かなかったの????無茶苦茶面白いって評判だよ」と言ってたことを思い出しDVDをかりました。面白い、面白い。ただのどたばたハチャメチャじゃないです。Hangoverの女版とか言われてますが、Hangoverなんかよりよっぽど中身あり。ま、男の人には「ふん」ってだけの映画に終わるのかもだけど…。女だったら絶対共感できるし、笑えるし楽しい映画です。知らない素朴なコメディアンみたいな人が脇で一杯でてる。

I Love You Phillip Morrise

Jim Carreyは大袈裟すぎて好きじゃないけど、この映画の大袈裟なJim Carrey無茶苦茶面白い!!!!笑わせてくれる!で、実話っていうから「まじで?」みたいな。それよりも、もっとすごいのが大大大好きなMcGregorくんですね。むちゃうまい!もう超ナチュラルゲイじゃん!って感じ。まじの役者魂。DVDのスペシャルフィーチャーで、インタビューを見てたら、この二人、映画撮影まで全然面識もなく他人行儀な仲みたいだったけど、それでもあんな演技が披露できるってさすが役者だなって、そういうところでも感動しました。

歩いても、歩いても

今回、二度目の観賞。去年観た時もしみじみ感動しましたが、今回は個人的にもっともっと「意味がある観賞」になったかもしれません。

舞台になったとても美しい海の町…去年観た時にも逗子在住の妹に「ロケ地は三浦半島と湘南」と聞いていましたが、先日実際に訪れただけに変に懐かしい…と思ったり、こうやって映画で観てもやっぱりいいところだなぁって実感したり。あの歩道橋がある大通り、江ノ島から鵠沼に、そして鵠沼から逗子に移動した際に通った道だろうな…と勝手に解釈しながら…。出てくるあの電車やバス、きっと居た時に見たのと同じかなって。

その美しい海の町への感慨も非常に深かったのですが、わたしには(そしてきっと観る人誰にも)「わかる、わかる…」「うちも、うちも」ということが映画の隅々まで満載。

主人公役を演じる安部寛に感情移入しまくってしまいます。久しぶりの帰省。そこで見つける数々の父母の老いのサイン…。風呂場に付けられた手すりをみて…「こういうのが必要になってきたんだ…」っておもっちゃうんですよね。わたしも今回の帰省で、実家の階段に手すりがあることに安堵しました。これはもう数十年も前、わたしたちが小さかった時、父が走って上り下りするわたしたちに「危ない」とつけたものですが、「あのままずっとつけたままでよかった」と母。

バス停で東京に帰る次男家族を見送って、年老いた両親がまた二人だけの家に戻って行くシーン。なんか自分の空港でのBye Byeシーンとダブってしまいました。

Gasland

ぎゃ~~~~~怖い、怖い、怖い…。でもこの手のドキュメンタリー大好きです。Food Inc.やマイケル・ムーア、ゴア前副大統領の地球温暖化問題、上手なドキュメンタリーはほんとにパワフルです。だって真実なんですもんね。怖くなって大変です。この映画、オスカーにノミネートされて、作者で監督の彼に脅迫状がどんどん行ってましたね。オスカーにもノミネートおろせと脅迫行ってましたよね。でもおろさなかったアカデミー協会、ありがとうですが。いつもテーマは一緒というか、お金のない、教育のあまりない、田舎の困った人たちを、大きな悪の手が$$$$$$のために利用するという…。所詮、そのポピュレーションなんて微塵にしか思われていない…。悲しい世の中です。そして大変恐ろしいことが色々起こっています。だから人間一人ひとりがもっともっと「責任ある一市民になっていくべき」なのだと思います。操られている場合じゃない!自分の命は自分のものと。

そのうち、また面白い映画情報載せたいとおもいます~♪

2011年12月9日金曜日

『ドギーパラダイス!』第29回♪




US FrontLineの連載記事『ドギーパラダイス!』

第29回: 日本の犬事情②

出ています。
(上記US FrontLine部分をクリックするとオンライン版に行けます)

16ページに記事あります。

今回も久しぶりの日本里帰りで
体験したり、感じてきた
日本の犬事情について書いています。

第2回目は
「実家の王様犬・レオンについて」

確かに可愛いやつです。
でも、うるさい!!!!

自己主張が強いく、仕事熱心なボス犬レオン。
過去11年間レオンはそのアルファぶりで
実家の父と母、またご近所のレオンファンの
みなさまを牛耳ってきました。

「これは問題!」と里帰り中に
レオン調教?父母調教?を
試みてきました。

是非読んでくださいね。

また貴重なご意見・ご感想もお寄せください。

2011年12月8日木曜日

一日違いで大違い

昨日はしとしと雨の中、マンハッタンの真ん中あたりに行ってましたが、今日はど~んと下がって一番先のダウンタウンまで。ウォール街やWTCの辺りです。

一日違いで大違い。雲ひとつない青空がとってもきれいな一日でした。寒かったけど…。


雲ひとつない青空にシティーホールがきれいでした


セント・ポール教会と建設中のフリーダム・タワー

2011年12月7日水曜日

ニューヨーカー


ニューヨーカーの特徴は、エクスプレッシブ(自己表現が激しいとでも訳しておきましょうか)と思います。それは良しも悪しも両方。でも、わたしは日頃、「良し」の方が結構目について、「これいいよね」って思っています。そして超世話焼き。え?冷たそうに思っていました?そんなことない、ない。超世話焼きです。

例えば今日とか地下鉄(といってもうちの付近は地下じゃないんですが)の駅で電車を待っていた時の話です。ニューヨークの地下鉄はしょっちゅう工事やなんやらで電車が特定の駅に止まらなかったりとか、迂回しなくてはいけなかったりが起こります。今日も駅に立ったら構内放送で「電車がうんぬん…」と言ってます。でもホームにいるみんなは悠長に構えている。ふ~ん、間違いアナウンスか?とあまり気にも留めずに電車を待っていました。すると向かえのホームにいた兄ちゃんが大きく手を振ってわたしに何か言ってます。耳にi-Podをしてるわたしを見て、手振り身振りで注意を引かねばと思ってくれたのでしょう。「なに?」と聞くと「そっちのホームに電車が来ないよ。だからこっちのホームに回ってきて次の駅まで行ってマンハッタン行き拾わないとだめだよ」と。「え?でもみんな電車待ってるみたいだけど…」と言うわたしに「来ないって。放送してたから(あ、わたしが音楽聴いてて聞こえてないと心配してくれたんだ!)」と言ってる時にお兄ちゃん側の電車が来て、お兄ちゃんは心配気に乗って行きました。そこでわたしは悠長に待っている家族連れさんと若い女の子のところに近づき「ねえねえ、電車来ないって言われたけどほんと?向こうのホームにまわるべき?」と相談。そして全員で1-2分待ってみようということになりました。

ごめんね、おにいちゃん。誤報。誤報。電車ちゃんと1分後に着ましたから。

次は帰りのバス。仕事を終えて今度はバスで帰宅することにしました。乗り降りが非常に激しいこの路線、今日も混んでます。お年寄りもたくさん利用します。案の定、杖をついたおばあさんが乗ってきました。わたしが席どうぞっと立ったら、どうもわたしの席はお気に召さないらしい。手振りでありがとと言ったら、自分のお気に入りの席に行きそこに座っていた女の子にまたまた手振りで席を立たせました。「ふんふん、なかなか自己主張の激しいばあちゃんですな。さすがニューヨーカー!」バスが2-3ストップ行った時に一つ席が空きました。するとそのおばあちゃん、その席も確保するかのような仕草で、そしてまた手振りでさっき席を立たせた女の子に「座れ、座れ」と言っていました。

と、まあこれらは単なる一例ですが、とにかく彼らはエクスプレッシブで世話焼きな人種だと。

そしてわたしもまさしくそんなニューヨーカー気質をちゃっかり引き継いでいて、何かあれば知らない人でもぺらぺらぺらっと相談したり、教えてあげたり、聞いたり、話したりします。これは何もニューヨークに来てからでもなく、アメリカに来てどんどん出てきた気質かもで、日本から遊びにくる父母が「あの人と知り合いなん?」と常に聞きます。「知らないよ」と言うと「友達みたいにいつも誰とでも話してるね」と不思議がります。

わたしはこのニューヨーカー気質、好きですね(今のところ…。そのうち「き~~!!!」と感じるかもです。彼ら濃いですから(笑))

写真はマンハッタンの有名建築物の一つ 、フラットアイロン・ビルディング。今日はしとしと雨でした。


2011年12月5日月曜日

帰ってきた♪

先週の月曜だったか火曜だったの夜(ちゃんと覚えておきなさい!ですよね)ベッドに入りうとうとした時のことです。「え?この匂い…。ジュリエットの匂いだ!どこから来てるの?」と半起半寝のわたしは???状態。突然ベッドの反対側からあのもわぁ~~~んとした犬くさい匂いが漂ってきました。ほんと不思議な感覚。でも紛れもなくあれはジュリエットのあのもわぁ~~んとした匂いでした。枕のあたりにいたようです。あれから枕だってブランケットだってしょっちゅう洗濯しているし、それに毎晩におってくるわけでなく…。さわっても感覚はないけれど、確かにあの匂いで、どうも横に寝ていたようです。

愛犬を亡くされたみなさんから「匂いで戻ってくる」というお話を聞かせてはいただいていたものの、その経験というものがどういう形でどうやって来るのか???だったわたしですが、「これか!これがみんなが話してくれていたいあの匂いで戻ってくるってやつか…」と非常に納得。

その夜はしばらくじゅり子のもわぁ~~~~ん匂いを「楽しんで」すやすや眠りました。


ジュリエットコーナーもちょっとホリデーらしく♪



2011年12月1日木曜日

連載コラム 『犬を知る!』第8回




ご好評いただいていますBig Tree for Animalsとのコラボ企画の連載記事。今回は「ライフスタイルにあった犬種を選ぶ大切さ」というテーマに挑んでみました。

愛犬選びは結婚相手選びのようなものです。それほどこれからの人生を左右します。冗談抜きですよ。これからの長い年月を共に過ごしていくパートナー・伴侶は、やはり一緒にいて心地良いという関係が大切なのではないでしょうか。

犬は犬種によって特性がかなり変わってきます。それは長い長い年月をかけて人間が自分たちの生活に役立つ犬種を改良してきたからです。改良されて出来た犬種は、その特性を多いに発揮して活躍し仕事をしようとします。例えば、セント・ハウンドと呼ばれるビーグルやブロッド・ハウンドなどは臭覚が大変優れていて、なんでも臭いだします。そして臭いをかいでものを探し当てることに喜びを感じます。

犬種によっては、強靭な体力を兼ね備えているために毎日たくさんの運動量が必要な犬もいますし、また常に頭の刺激を求める犬種もあります。そんな犬種がのんびり屋さんの飼い主のもとにやってくると…。お互いに合わないライフスタイルのために窮屈な毎日になる可能性が大です。

またべたべたが好きな飼い主さんのもとに独立心の大きい「おとなしい」犬がきたら、飼い主さんはちょっとがっかり…犬は戸惑い…と言う可能性もありますよね。基本的にアジア原産の犬に多い傾向です。シェルターでも柴犬ミックスやJindo犬(韓国産)の特色を知らないでアダプトして「全然懐かない…」と戻してくる家族もありました。

しっかり考えないで衝動的に「一緒になった」ために「離婚」につながるのはお互いに辛いですよね。事前の客観的な勉強と準備はとても大事です。

そのためにこの記事が少しでも参考になれば…という思いで取り組みました。

是非読んでみてください!