2013年7月25日木曜日

あの日から二年…



運命共同体のパートナーとして11年半の日々を一緒に駆け抜けた愛娘ジュリエットがレインボーブリッジのもとに旅立ったのがちょうど二年前の今日でした。2011年7月25日は月曜で、そう、ほんと今日と同じで、極暑の後にやってきた涼しい夏の日でした。窓からそよそよ爽やかな風が入ってくるリビングルームでジュリエットは、毎日聞いていたクラシックのステーションから流れるスケーターズワルツを聴きながら、私の涙を顔に一杯浴びて静かに息を引き取りました。

もう二年か…。ずっとずっと前のような、昨日のことのようなそんな複雑な感じがします。ジュリエットが去った半年後に弟分のノアがやってきて、淋しさ悲しさすっかりふっとばし、笑いと笑顔の絶えない楽しさ満載の毎日を過ごしていますが、「わたしとジュリエットだけの時間」みたいなものがあって、11年半の色んな懐かしい思い出が頭に浮かび、ふとセンチメンタルなひと時になります。

”小さくなったジュリエット”今まではずっと静かなベッドルームに居たのですが、今日ふっ「二回忌を機にお引越ししてあげよう」と思いたち、リビングルームに移動してきました。ここならもっと「一緒」に時間過ごせるなあ…なぜ今まで気が付かなかったのかなあ…と。それに弟分のノア太郎の一番大好きな窓の横なので、これからはジュリエットに見守られながらノアも窓から外を眺められるしね。ジュリエットも「ここの方がにぎやかで断然いいよ~!」と言ってそう。


2013年7月19日金曜日

極暑の中でも♪


今日で極暑6日目。警報も出てました。明日まで続くそうです…。外に出ると首を締め付けられてるような感覚になります(悲)耳も焼けて痛いし…(海に行ったのならわかるが)しかし!そんな極暑に負けてはいられません!笑って楽しまなければしのげません!


今日は子供たちの公園の噴水をお借りしました♪


「いや~気持ちいいんだわん♪」


「もうゴロゴロしちゃいます♪」


「水も飲んじゃえ!」

大満足のノアでした。
家に帰るまでにすっかり乾いているからびっくり!

2013年7月18日木曜日

ノアのおもちゃ(夏編)

今年のニューヨークの夏は暑い!こんな暑苦しいと感じる毎日を過ごしたの日本以来?それくらい不快な毎日を過ごしています。そんな中でも笑いを見つけて何とかしのがなきゃ…という感じの時に大笑いできることを発見した親子です。散歩中、「スプリンクラー命!」になったノアです。水しぶきとシュンシュンという音を聞くと目の色が変わる!



動画版↓



遊び終わるとずぶ濡れになってますが、この極暑、ちょうどいいかもです。


2013年7月11日木曜日

二歳♪♪




めでたくノア太郎の二歳のお誕生日を迎えることが出来ました。100%正確な誕生日はわからないのですが、うちのシェルターに新生児で運びこまれて来た日、2011年7月14日の夜中の時点で、多分生まれて数日経ったとかいう大きさだったので、覚えやすいアメリカのお誕生日でもあるアメリカ独立記念日の7月4日をノア太郎のお誕生日としました。なんともアメリカン・ボーイです(笑)

お誕生日のお祝いに今年はママの手作りカップケーキ。ピーナッツパター味のケーキの上にシナモンとハチミツ入りのクリームチーズのトッピング。ブルーベリーの飾りつき。ノアはバクッと食べてました(笑)


「はい、はい、ケーキと一緒にポーズ!」


「すいません…。いい加減食べたいんですけど…」


お誕生日のカップケーキと一緒に
ついでにクッキーも焼いておきました。


2013年7月5日金曜日

愛される力

ほぼ奇跡に近い嬉しい出来事が起こりました。先日ここの『悲しい話』で紹介したホームレス老犬のミアにセカンド・チャンスがやってきたのです!正直なところ、先週の水曜日に「さよなら」を言った時はもう本当にこれが最後だと思っていました。結構高齢だし、病気にかかり始めてたし、ごく少数の人しか受け入れない「難しい」気性だし…。そんなミアに向こう1-2日の間に引き取り手が現れる確率は本当に低いと分かっていたからです。こういうケースを何度も何度も経験してきたわたしでも、週末やっぱりこころがずしんと重くなっていました。なんとかしてあげたかった…。でもわたしには、ミアがシェルターでせめてこころ開ける友達役しかできなかった…。現実の酷さと難しさ、自分の無力さ、色々と考えさせられていました。すると、そんなわたしの落胆ぶりを見事に打ち負かしてくれるように同僚から嬉しいメールが飛び込んできたのです。「ミアを引き取ってくれるという動物愛護団体が現れた!ミアにセカンド・チャンスが与えられる!」と。その奇跡に近いニュースだけでも嬉しかったのに、日曜日にシェルターに仕事に戻った際にミアともう一度会えたのです。

その日の午前中に移動用のバンがお迎えに来ると聞いたので、早速ミアとの最後のデートをしようとシェルターの近くの公園に出かけました。するとどうでしょう。ミアが初めてリーシを引っ張りだしました。「早く!早く!」とでも言ってるかのように。数歩歩いては振り返り、わたしがちゃんとついて来てるかを確認するのです。「シェルターにいた二週間ほとんど何も食べていないのに…。その力はどこから出てくるの?」とびっくりしていると、公園に着くなり今度は芝生の上を嬉しそうに走りました。あのミアが走ってる。それも本当に嬉しそうに。驚きでした。そして公園のベンチに飛び乗り私に撫でられながらミアは笑っていました(犬が笑う?そんな馬鹿な…と思われる方、犬も嬉しいと笑いますよ!)

シェルターに戻り、何か食べさせようと思い、唯一食べてくれるホットドッグと、わたしのランチからハムとチーズをフードボールに入れました。「この際だ、ドライフードも混ぜてみよう」と他の食べ物の味がしみこむように混ぜてみたら、なんとドライフードまで食べました。何もかも拒絶していたあのミアがドライフードまで食べた!?なんというトランスフォーメーションでしょうか。

きっとミアには自分の身に何が起こっているのかわかっていたのだと思います。ミア自身も「わたしはまだまだ生きたいんです」って言ってるようでした。

長年一緒に過ごした家族に捨てられシェルターにやって来たばかりのミアは全く何もかも受け付けようとせず、もう自分の命を、人生(犬生)をすっかり見捨てているようでした。それから少しずつこころを開いてくれたミア。彼女のこのトランスフォーメーションを見ていて思いました。愛されてる、大切にされているということを感じることで「もう一度」という力が湧き出すこと。ミアは家族とは離れ離れになってしまったけど、この世の中にまだ自分のことを愛し、気にし、大切にしたいと思ってる人達がいることをしっかり感じてくれたのだなと。そして、それが生きたいという力になったのだなと。



最後のデートに連れ出した公園で


引き取り先の団体から送られてきた写真
元気でやってるそうです♪


2013年7月2日火曜日

『ドギーパラダイス!』第58回


US FrontLineの連載記事『ドギーパラダイス!』

第58回: グルーミング

(上記US FrontLine部分をクリックするとオンライン版に行けます)

26ページに記事あります。

わたしたち人間がお風呂に入り体をきれいにしたり
ヘアカットをしたり、歯を磨いたり、耳のお掃除をするように、
犬たちにとってもグルーミングは不可欠です。
もちろん犬種を問わずどの犬にも必要なもの。

グルーミングは犬を清潔に保つのみならず
病気や怪我の発見や
また、飼い主との絆をより深める
大切な機会にもなっているのです。

そんな犬のグルーミングについて書いてみました。
(ノアの歯磨き中の写真入り!)

今回の記事も是非読んでください!

2013年6月28日金曜日

悲しい話

6月14日、ミアという8歳くらいのピットブルの女の子がうちのシェルターにやってきました。ミアは今まで7年間老夫婦と暮してきました。おじいさんは数年前にこの世を去り、おばあさんもとうとう老人ホームに入ることになりました。老人ホームにはミアを連れていけません…。周りに引き取ってくれる人もいなかったのでしょう。ミアは最後の家族だったおばあさんに連れられて、うちのシェルターに捨てられました。

それからの2日間、ミアはまったく同じ場所から動きませんでした。毛布の上にくるっと体を丸め背中を向けたまま。フードも食べず、水を飲んだ形跡もなく、トイも行きません。あまりの落胆に完全にシャットダウン状態でした。3日目、やっとの思い でケージから出すことに成功。それでも最初は警戒心一杯で、体はがちがち。尻尾もずっと後ろ足の間に入ったまま。目を思い切り大きく広げて恐怖で一杯の心境を語っていました。それからもミアのケージに何度も足を運びました。だんだん彼女がこころを開き打ち解けてくれていくのが分かりました。ミアもわたしと外に出るのが楽しみになり、わたしがケージの前に行くとすっと立って扉の前まで来るようになりました。それでもフードと薬だけは絶対に食べてくれません。見る見るうちに痩せていくのが分かりました。あれやこれや色んな工夫をしてみてもだめ。愛犬に食べさせているホームメードのご飯も持って行き食べさせようとしましたが顔を向こうに向けます。そんな中で一度だけホットドッグは嬉しそうに食べました。でも、2週間弱の間で食べたものはそれだけです。食べないので体がどんどん弱り風邪を引き始めました。でも、薬も絶対に受け付けません。結局「友達」と認めてくれたのもわたしともう一人のスタッフだけでした。他の人が近づくとがちがちに警戒します。なんだかもう彼女の中で人生を諦めたと言っているようで本当に見ていて悲しくなりました。

その老夫婦も、7年前にミアを飼い始めた時はなんとか一緒に暮していける。ミアの最期まで一緒にいれると思ったのでしょうか…。最後がこんな淋しく悲しい形になるとは思わなかったでしょう。そして自分のことを考えました。長年連れ添った最愛の愛犬ジュリエットの最後の最後までを共に出来た自分の状況に本当に感謝しました。そしてジュリエットの後をしっかり引き継いでくれている愛息子ノアとも最後の最後まで絶対一緒にいる。どうなってもわたしが守ると新たに思わされました。水曜日にシェルターを去る際、きっとこれが最後だろうと思い、体全身を優しくマッサージしてあげました。全く表情を変えないミアだけど「ありがとう」と言ってるのが分かりました。

ミアの前では決して涙を見せませんでしたが、ミアのことを考えると涙が溢れます。残念ながらミアは氷山の一角で、ミアのような目に合う動物たちで溢れているのが現状です。飼い主一人ひとりがペットの飼い主になるということに対してもっと責任をもつ(飼う前から)。そしてレスキュー団体は教育も大事ですが、支援にももっと力を入れていくべきだと思っています。ちょっとの支援でなんとかなるケースたくさんあると思います。やっぱりコミュニケーションが大事です。