ラベル 大好きな映画の話 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 大好きな映画の話 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2012年1月13日金曜日

もうすぐオスカー♪

マンハッタンのシェルターのお仕事が始まって、毎日通っていなくてもやっぱり前より「自分の時間」みたいなのが減ってしまい、ちょっとMissing In Actionになっておりました…。

それに年末年始はなんやらかんやらと出たり入ったりすることも多く♪ なかなかゆっくり座ってBlogを書いて…ができずでしたが、今日は最近ぽんぽんと観た映画2本ご紹介!日曜はゴールデングローブがあるし、2月末にはオスカーだし!


The Descendants

George Clooney主演の、主流Hollywood映画には珍しい「のり」の映画です。流れが超スロー(ハワイらしいですよね。ゆっくり生きる…みたいな)なかなかHollywood映画でこのペースの映画はないと思います。それに“あの”Geroge Clooneyがどこかかっこ悪いおっちゃんなんですよね。でも、彼もあんなすんごい役者じゃなかったら今頃あんな「かっちょ悪いおっちゃん」なのかも…(笑)

ペースといい、海といい、家族のストーリーというところといい、ウクレレのシンプルな音楽といい、なんか『歩いても、歩いても』を思い出してしまったのはわたしだけでしょうか?

BEST MOVIE!!!とはいいませんが、いい映画です。観てください。ちなみに、DVDでGeroge Clooneyの「American」だったっけ?観ましたが、うううううんんんって映画でしたね。結局集中出来ずに途中で何かやりながら観てしまったくらい…。あんなかっこいい感じにしたそうな映画なのに。すべてがぴたっ!てはまる映画を作るのって難しいんでしょうね。


My Week Wth Marlyn

絶対にMichelle Williamsがオスカー獲得です。確実。保障します!個人的には好きじゃないんだけど、彼女は上手いな~~~~。どんな役やらせても上手い!去年の「Blue Velvet」で超ほしそうにしていたけど、取れなかったし(去年はNatalieのもんだったでしょ、確実に)だから絶対今年は回ってきますよ。それにほんとすんごくこの役ははまり役だったし。

最初から最後まで吸い込まれるように見入った映画でした。終わって「いい映画じゃんね~~~」とこころからの感想が出た映画でした。

しかしマリリン・モンローの人生ってなんと切ない…と思いました。ショービズの犠牲者…か。生い立ちも不幸だし…。それでもいまだに永遠のスターですからね。なんだか因果です。

Judi Denchがこそっと超いい役なんですよね。実際のあの女優さんもあんないい方だったのでしょうか…。すごく興味あり。

映画ファンならこの映画絶対にお薦め。Michelle Williams好きじゃなくても必見です!


2011年12月11日日曜日

たまりにたまった映画情報

大好きな映画なので一杯観ているのですが、なかなか余韻に浸って感想なりを書いて載せている時間が見つけられないまま、時間はどんどん経っていき…。なので今日はここ何ヶ月かで観た映画で「お薦め!是非是非観てください!」というのから「なかなかいけますよ!」というような映画をいくつかご紹介させてください~。もし映画の趣味が合うなら参考になるかもです。

Here we go!

127 Hours

実話を基にした「サバイバルの極致」のような映画。James Franco大好きだけど、この映画でも超いい味だしています。彼以外にあんまりこの役できる人が見つからないくらいばっちりはまり役!って感じです。結局映画の85%以上は彼の一人芝居なんだけど、それでも退屈することなし。目が離せません。さすがにDanny Boyle監督の映画だけある。描写で「ああ、Danny Boyleならではの…」というのがいくつか出てきますね。「う、う、う…」と目を背けたたくなるよなシーン…あるはずだけど、でも、その頃にはすっかりJames Franco扮する主人公に感情移入しているので背けてられないです。「さて、自分だったらどうなってるか?」当然考えてしまいますね。

Rabbit Hole

今年のオスカーに主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞でノミネートされていた作品だったと思うのですが、もっと重い映画かと思って構えてみましたが、一言「よかった」です。必見!必見!ネタばれではないと思うので、筋としては、幼い子供を亡くした夫婦の話なんですが、予想では登場人物の感情の浮き沈みをもっと重くどろどろに描いてあるのか?と思っていましたが、わたしは最後のやりとりがこの映画の、この夫婦の全てみたいに思い、「あ~~~~いい映画、いい映画」と感動でした。私個人的に世界で一番大切なものを亡くすという経験をしただけに、精神的ガイダンスになった映画でした。二コル・キッドマン扮する母親と加害者の少年の関係がなんかすごく微妙なんです。子供を喪って何をしていいのかわからない母親の感情すべてがああいう行動になるんだろうなって。

A Better Life

今年の夏だったかに劇場公開していた時に観に行こうと思っていて見逃した映画。DVDで観ました。シンプリーにいい映画です。アメリカの大きな大きな社会問題を、小さな父と子という視点から捉えた作品。個人的にもこんなお話は一杯知っているし、メキヤンのお友達から川を泳ぎ、砂漠を歩き…の話もいろいろ聞いてきたので、その一人ひとりの顔が浮かんできました。息子が父親に「なんで僕をつくったの?」と問い詰めるシーン…なんとも言えません。映画というよりはまさしくドキュメンタリーですから…。

Everybody's Fine

最近のデニーロ、いい映画に出てない…と評判ですが、これシンプリーにいい映画、デニーロの超いい味でてる映画と思いました。あまり巷で話題になってなかったようですが、だれでも考えるところ、共感するところある家族の絆、親子関係を描いた良い作品だと。デニーロがすごく自然体でいい味出してるのに加えて、周りの役者さんたちががっちり上手なので安心してみていられますね。Melissa Leoがまたひょいってでてます。ああいう役ほんとうまい!

Brides Maids

試写会ご招待の案内が何度も来ていたけど、都合つかなくって行けなかったのですが、シェルターの映画好きビッキーが「え???行かなかったの????無茶苦茶面白いって評判だよ」と言ってたことを思い出しDVDをかりました。面白い、面白い。ただのどたばたハチャメチャじゃないです。Hangoverの女版とか言われてますが、Hangoverなんかよりよっぽど中身あり。ま、男の人には「ふん」ってだけの映画に終わるのかもだけど…。女だったら絶対共感できるし、笑えるし楽しい映画です。知らない素朴なコメディアンみたいな人が脇で一杯でてる。

I Love You Phillip Morrise

Jim Carreyは大袈裟すぎて好きじゃないけど、この映画の大袈裟なJim Carrey無茶苦茶面白い!!!!笑わせてくれる!で、実話っていうから「まじで?」みたいな。それよりも、もっとすごいのが大大大好きなMcGregorくんですね。むちゃうまい!もう超ナチュラルゲイじゃん!って感じ。まじの役者魂。DVDのスペシャルフィーチャーで、インタビューを見てたら、この二人、映画撮影まで全然面識もなく他人行儀な仲みたいだったけど、それでもあんな演技が披露できるってさすが役者だなって、そういうところでも感動しました。

歩いても、歩いても

今回、二度目の観賞。去年観た時もしみじみ感動しましたが、今回は個人的にもっともっと「意味がある観賞」になったかもしれません。

舞台になったとても美しい海の町…去年観た時にも逗子在住の妹に「ロケ地は三浦半島と湘南」と聞いていましたが、先日実際に訪れただけに変に懐かしい…と思ったり、こうやって映画で観てもやっぱりいいところだなぁって実感したり。あの歩道橋がある大通り、江ノ島から鵠沼に、そして鵠沼から逗子に移動した際に通った道だろうな…と勝手に解釈しながら…。出てくるあの電車やバス、きっと居た時に見たのと同じかなって。

その美しい海の町への感慨も非常に深かったのですが、わたしには(そしてきっと観る人誰にも)「わかる、わかる…」「うちも、うちも」ということが映画の隅々まで満載。

主人公役を演じる安部寛に感情移入しまくってしまいます。久しぶりの帰省。そこで見つける数々の父母の老いのサイン…。風呂場に付けられた手すりをみて…「こういうのが必要になってきたんだ…」っておもっちゃうんですよね。わたしも今回の帰省で、実家の階段に手すりがあることに安堵しました。これはもう数十年も前、わたしたちが小さかった時、父が走って上り下りするわたしたちに「危ない」とつけたものですが、「あのままずっとつけたままでよかった」と母。

バス停で東京に帰る次男家族を見送って、年老いた両親がまた二人だけの家に戻って行くシーン。なんか自分の空港でのBye Byeシーンとダブってしまいました。

Gasland

ぎゃ~~~~~怖い、怖い、怖い…。でもこの手のドキュメンタリー大好きです。Food Inc.やマイケル・ムーア、ゴア前副大統領の地球温暖化問題、上手なドキュメンタリーはほんとにパワフルです。だって真実なんですもんね。怖くなって大変です。この映画、オスカーにノミネートされて、作者で監督の彼に脅迫状がどんどん行ってましたね。オスカーにもノミネートおろせと脅迫行ってましたよね。でもおろさなかったアカデミー協会、ありがとうですが。いつもテーマは一緒というか、お金のない、教育のあまりない、田舎の困った人たちを、大きな悪の手が$$$$$$のために利用するという…。所詮、そのポピュレーションなんて微塵にしか思われていない…。悲しい世の中です。そして大変恐ろしいことが色々起こっています。だから人間一人ひとりがもっともっと「責任ある一市民になっていくべき」なのだと思います。操られている場合じゃない!自分の命は自分のものと。

そのうち、また面白い映画情報載せたいとおもいます~♪

2011年8月29日月曜日

Food Inc. (2008)



週末に東海岸全部をつっきる大型ハリケーンが襲来していたので、この週末は電気が通じる限りは映画を一杯観るぞ!とはりきって(?)テレビの前にDVDを山積みしていたのに、結局そんなたくさん観ることが出来ませんでした。あ、でもDVDでなくってHBOでやってたHilary SwankとSam Rockwellの『Conviction』も観たぞ!本物のあの兄妹がテレビインタビューされていたのも覚えている。おにいさん、Sam Rockwellに演じてもらって超ラッキー?全然違うし。ははは。いい映画です。



この週末中に必ず観ようと思っていた『Food Inc.』。実は間違い。ずっと躊躇してたけど、今回観ようと思った映画は本当は『Fast Food Nation』でしたが、貸りて来たのが『Food Inc.』。Greg Kinnearの名前が載ってないからおかしいなって思っていたら、単に間違いでした(苦笑)



Food Inc.の中で語ってることのほとんどはすでに得ている情報。でも、時々こうしてリマインダーで痛い現実のパンチを浴びるのは絶対大事。人間は都合いいから、痛いことは頭の隅に押しやっちゃいますからね…。映画の中で、「お!」って新たに教えてもらって「よし!」と思ったひとつは、大好きなFast Foodやさん“Chipotle”が「ああいう店」で「あんな創設者」だったのかと知って大発見だったことかも(これはDVDのスペシャル・フィーチャーにあったのかな)。これからもChipotoleなら安心して食べれるな。よしよし。美味しいからね♪

学ぶものは山ほどある映画だけど、何が気にいったかというと映画の作り方かなと。個人的にはもっとブラックユーモア的に作るドキュメンタリー(マイケル・ムーアとかMorgan Spurlockなど)の方が好きだけれど、この映画の話の持って行き方は効果ある!と思いました。最初からずっとばんばん「もう無理なんじゃない…」「こんなんじゃ希望持てないんじゃない…」「世の中のシステムって…」と徹底的に落とされます。でも、それも重要かなと。そこらでしっかり叩かれておかないと、酷さを認識しておかないとと思うので、この持って行き方は◎

しかし、途中にSustainable Farmingを実践しているバージニア州のPolyface Farmのお話や、ここ最近大型スーパーでもばんばん商品が見られるようになった(わたしがそう気がついただけ?でも、最近にして大進出を成し遂げてると思ってるのですが…)Stonyfield Farmのお話があり、わたしはこれがすごく超超超重要なメッセージだと思いました。「本来あるべき姿」の実践例と「解決策」を見せてくれるんですよね。最初に叩きつけられる醜い事実。どう頑張っても革命は無理なんじゃないの?と思わされるところに、この実践例。無理じゃないんですよ。Stonyfield Farmの最高責任者さんのインタビューで、「そうそう」とうなずきました。

巨大企業Walmart(個人的には一生買い物しないって決めてる)がStonyfield Farmにアプローチ。商品を是非Walmartで販売したいと…。契約まとまります。Walmartの連中がFarmを訪問した際に、奥さんと一緒に「うちはWalmartで買い物したことないんだよね」と将来のビジネスパートナーに堂々と言ってみせるあたりは「えらい!」と思いました。で、映画製作側が「Walmartに商品だすなんて矛盾してるというか抵抗ないんですか?」と聞くと「いや、これがいいんですよ。」的な返答。そう。あんな巨大企業にバックアップさせていい商品をもっともっと世間に流す。それはとても賢い「革命の一案」だと思いました。

彼が「(この腐りきったフード産業システムの革命)無理じゃないと思うよ。タバコ業界をみてみなさい。あんな牛耳っていた業界も、市民の声が少しずつ浸透していけば、あんな風に崩せるんだから。大事なのは一般人が動くこと」と。

ビジネスって$$$のなることに焦点を置いて動く。だったらその単純なシステムを利用すればいいのだと思います。これは何に関しても共通しているのだけど、消費者がより賢くなって、大声でDemandする、行動する。そうすると$$$を追うビジネスは後を追ってくる。WalmartとStonyfield Farmの関係で、良い例を見せてもらって希望を与えられたと思います。


2011年7月15日金曜日

The Change Up (2011)


今日は、本当に久しぶりの久しぶりに大好きな映画の話です。なんだかんだと忙しくなって、それに季節的なこともあり(やっぱり映画鑑賞は篭る冬が断然多いです)最近映画を見る機会が少ないのですが、珍しいものに参加し、映画鑑賞してきました。

試写会です。

日本に居た頃は、これまた映画大好き姉妹とよく試写会行ってました。FM放送でお知らせを聞くとすぐに応募して、最初の頃は百発百中で当っていたけれど、だんだん競争率激しくなり、当らないことも多々。でも、良く試写会で映画みたなぁ…。

さてさて、もしかしてアメリカに来て初めての試写会?前に行ったことあったっけ?忘れてしまいましたが、何かの映画関係のサイトに登録したのをきっかけに、そしたら試写会のお知らせが来る来る。2週間に一度は来てるような気がします。何度もトライしかけて、都合が合わなかったりで今回まで美味しい機会を見過ごしていましたが、やっと参加。友達引っ張り出して観てきました!

本当に普通の映画館で、他の映画がバンバンやっている横で行われます。今回参加したのはマンハッタンのタイムズ・スクエアーの大きい映画館。その一室。映画館に着くと、リストバンドをもらい、指定の部屋に行くと、真ん中の数列だけはブロックされていて、そこはプロの映画評論家とかの招待席みたいでした。

さてさて、試写してきた映画は『The Change Up』という男物コメディー。8月5日から公開のところをお先に見せていただきました。わたしのタイプの映画ではないけど、たまにこういう「後には何も残らないけど、まっ何も深いこと考えず、他のお客さんたちと一緒に笑わせてもらいましょか」みたいなのも楽でいいんですよね。

プロットは良くある、全く真逆の人生を歩んでる大親友二人が、ある夜に突然身体がスイッチしてしまう~~~~という、よくある設定のコメディー。最初は戸惑いながらも、全く違った人生・生活環境を過ごすうちに自分発見みたいなことをしていく…みたいな。

面白かったですよ。途中のセリフで「人生教えてくれる」みたいなのも多々あったし。ほろってきちゃったしね~。ま、わたしの場合、正規にお金だして劇場には見に行かない映画ですけど。

主役のJason Batemanって別に好きでも嫌いでもない俳優だけど、つくづく上手い役者やな~~~って思いました。彼のTVシットコムはどれも全然見てなくって、見たのってJunoとUp in the Airくらいかな…。でも、賞ものとかでいつもよく受賞してるし、人気あるしって思ってたら、このどたばたコメディーだけど、上手い!上手い!って思いました。コメディーって難しいと思うんですよね。大袈裟にやるとクサイし…。自然に見せて笑わせる!そこらが上手いな~って。Ryan Reynoldsは可愛いですね。スカーレット・ジョハンソンと別れちゃって…。

2011年4月27日水曜日

This Is It (2009)


遅い!今頃観てるわたし...。なんどもトライしたんですよ。でも巡り合わせが悪く今になった...。MJが死んでもうすぐ2年になると言うのに...(時の経つのは早すぎる!去年の夏だと思ってた。一昨年だったのですね...。追悼にずっとMTVとVHSを観ていたのが昨日のことのよう...)

Anyway...

「青春」、その一言。

そして同じようにこう思った人が世界中に万人といることでしょう。一気に80年代に戻らせていただきました。どの曲聴いても思い出す~♪MTVの走りだったからね~。Music Videoの先駆者ですからね~。『Thriller』を初めて観た時のこと今でも忘れません。今時の子たちからしたら「けっ?」と思うのかもだけど、いやいやほんとにほんとにすごかったんですから。

どの曲がわたしのFavoriteでしょうか...。観ながら考えてました。難しい。でも、『Man in the mirror』やっぱりいいですよね。あのビデオも出た時「ひょえ~」だったし。

後、Jackson 5時代だけど、『I'll be there』も好きです♪

MJに関しては色々意見やらあるでしょう。確かに「怖い」。彼はメディアとショービズで「イカレタ」人になっちゃった...いわゆる「被害者」でしょう。もちろんそれをも打ち勝って、一己の人間としてSaneに生きるべきなのでしょうが、幼少期からのあのFameと、そして利用されまくってきた人生。おかしくなって当然???

しかし、久しぶりにMJを2時間たっぷりみて、その天才ぶりに感動し、もし彼がもうちょっとまともなままで、今も生きていてくれたらなぁ...。世界に貢献できたことはまだまだ一杯あったんじゃないかな?と思ったのでした。




2011年2月15日火曜日

Movie Critique : またまた3本まとめて!



The King's Speech (2010)

迷っています...。ははは。確か、ここで公言しましたよね。「今年のオスカーの助演男優賞は絶対にChristian Baleだ」って。でも、今は違います。迷っています(笑) 『The King's Speech』を観て、「げ~。これはChristian BaleとGeoffrey Rushのすごい戦いだ~~~~」と思いました。

でも、どちらが取るかは分かっているのです(ひ・み・つ)

いや~~~Geoffrey Rush、すんごいよかったですよ。これ、彼の役者人生の中で一番か二番の役じゃないですか。はまりまくり!上手すぎ!感動させられっぱなしでしたね。

もう、Colin Firthに関しては言う事なしなので(良すぎる。ははは)素晴らしい!かわいい!チャーミング!上手い!すてき~~~!ですね。今、わたしの一番お気にです。ははは。

後、Queen役のHelena Bonham Carterもすんごく良かったです。いつもすごい彼女だけど、こんな役めったに見られないと思いますが、Kingを支える素晴らしいQueenぶり、ぴったり!でした。

もし、いい気持ちになれる映画を観たいなら「これ!」

この映画では、「Friendship」「Love」「Struggle」そして「Courage」を教えられます。観ている間、何度も何度もす~って自然に涙が頬を伝うような感動作品です。

是非観てくださ~い(今年のオスカー作品賞ですからね!ははは)




BIUTIFUL (2010)

ものすご~~~~~いどよ~~~~んと暗い気持ちにさせられて、しばらく考え込んでしまうし、食欲もエネルギーも吸い取られてしまうけど、でも素晴らしい作品を観たいという時はこれですね。

お友達と早く集合して、まだ明るいうちに観たのですが、映画が終わって、外に出て、外が超晴れ晴れしく、マンハッタンの街行く人々が楽しそ~にしてる目の前の現実と、映画の中の世界のギャップが大きすぎて、二人で「え?何なの?なんでこんな世界にいるの?」と錯覚を起してしまうくらいにど~~~んと底に突き落とされる映画です。

またそれが現実的で、毎日そこらで起ってる話なんです。だから余計に考えさせられる。この間観た『Winter's Bone』と同じような感じですね。本当に自分たちの知らないところで、でもそこらで起ってる日常のとっても悲しい現実を描いた映画。

舞台はバルセロナ(普段見れないバルセロナです)。スパニッシュで字幕付き。映画は外国映画賞にノミネートされてますね。オスカー取ると思います。Javier BardemはBest Actorにノミネートされています。迫真の演技でした。

映画を観る前は無茶苦茶お腹が空いていて「ポップコーンでも買って来ようか?」とか言ってたのに、映画終わってご飯食べる気がしませんでした(と言いながらタイ飯をぺロッと食べたわたしたち。何があっても食べます!)




EAT PRAY LOVE (2010)

シェルターで一番仲良しのマネージャーと月に一度お互いの家を行き来して、ワイン美味しい食べ物映画という「Movie Night Club」を結成しました。

先月はうちに来てもらって、わたしのお料理とワインで『SATC2』を鑑賞。

今月は彼女のお宅にお邪魔して、イタリアンの彼女に美味し~いイタリアン・パスタ料理をご馳走になって、ワインと『Eat Pray Love』でした。

(彼女とはすごく似た生活というかで、彼女も13歳のピットの女の子を飼っていて、なんかそんなことでも色々共感して話が出来る。もちろんシェルターの話をしたら一晩止まらない二人!)

この映画のDVDにはチョイスがあって、劇場公開版とDirector's Cut版で、後者を選んだら、3時間弱。長い!ワイン一杯飲んでたのもあってBaliの辺りでうとうと...。でもローズは結構入り込んでいたようで、わたしはごまかしてわんこに話しかけたりして「寝てないよ~」と作ってましたが(苦笑)

3箇所廻る必要があったか?というのがわたしの疑問。そんな疑問はおかしいですかね?主旨をわかってないじゃないか!ですか?でも、なんでイタリアだけとかバリだけとかインドだけとかだったらだめかな~?と思いました。それでも十分内容充実した(もっと充実したと言ったほうがいいと思いますが)映画になったのでは?と。

さすがに素晴らしい場所ばかり登場するので「きれい~」とうっとりする景色の連続だけど、食べ物に関しては監督の描写が上手くないように思いました。観てるわたしが「おいしいそう~~~。たべたい~~~。」とあんまり思わなかったから。

映画の中でこころに響くセリフってありますよね。この映画では、バリでジュリア・ロバーツがシングルマザーのお友達に「あなたはいつも恋愛でバランスを崩されることを恐れている。だから深入りできない、しない。でも、恋愛の醍醐味ってバランスが崩れることじゃないかしら」と言うようなことを言うのですが、なぜかすごくこころに響きました(ジュリア・ロバーツにも響いたようで、すぐに行動に移したのですが)

個人的には「Two Thumbs Up!」とは決して言えない映画ですね。Girls Movie Nightにはいいんじゃないかな。




2011年2月6日日曜日

Movie Critique : 3本まとめて!

大好きな映画の感想、3本まとめてお届けします!


(500) Days of Summer (2009)

もしまだ観てないなら是非是非是非観てください!前からHBOとかでもやってたし、周りの評判はとてもよかったけど、何故か今まで見ていませんでした。観てよかった~~~~。大好きな映画の一つに入れたくなるくらい予想外によかったです。

見る前は、なんかもっとどたばたのラブコメと思ったけど、いえいえ、そんな映画ではありません!この映画を観て共感しない人は恋愛をしたことのない人と断言出来るほど、恋するってことの「落とし穴」と「素晴らしさ」を本当に上手く描いてると思いました。

主役のJoseph Gordon-Levittくんがすんごいはまり役。そう、主役は男の子なんだけど、恋するっていう視点からは男でも女でも関係なく共感でき、納得できます。

JGLくんは「Inception」ではげ~っと思いましたが、こういう役はぴったり!

いい映画でした。音楽もベリーグッド♪



Black Swan (2010)

悲しい~~~~ってのが一番の感想。厳しいバレリーナの世界で勝ち残って生きていくにはこんな悲しく厳しい人生を潜り抜けていかなければいけないのですね..って、ま、誰にも想像はつきそうな世界をその通りに描いてある悲しい映画です。

「The Wrestler」の監督だったんだ~ってすごく納得しました。描写とか、主人公の追い方(精神面で)とか。あの映画はニュージャージーだったし、これはニューヨーク。東海岸ベースなのかな?って。あ、Brooklyn出身だ。なるほど。

誰もが予想は出来てると思うけど、ナタリー・ポートマンがオスカー取るのは間違いないです。個人的に彼女の映画で一番好きなのは「The Professional」のマチルダですが。



Winter's Bone (2010)

映画だけど、これがそのまま現状な人々、このアメリカで山ほどいるんだろうな~~~~~と思いながら観ました。すごくリアルだと思いますってわたしはそんな人と個人的に出会ったことがないのですが、でも、これこそが「本当のアメリカの現状」のような気がし、カリフォルニアとかニューヨーク・東海岸のある意味特殊なアメリカにばかり居るわたしには、本当のアメリカが感じられて恐怖でした。ほんとに。

主人公のReeが高校に戻って校内を歩き回る時、ティーンママ教室とか、アーミーの訓練クラスとかあって、彼女もお金欲しさにアーミーのリクルーターと面接をするのですが、「あ~これこそ田舎の貧しいアメリカン若者の人生だ...」と。

決してこころが晴れ晴れしくなる映画でも全然ないけど(超重くなります)、最後はかすかな光を見せてくれたし...。こうして生き延びていくんだってところなのでしょう。とにかく17歳の主人公が強い。それも淡々と強い。

主人公のReeを演じたJennifer Lawrenceとおじさん役を演じたJohn Hawkesがオスカーにノミネートされていますよね。後、Best Filmにも。スクリーンプレーにも。

映画はミズーリの山の中が舞台ですが、この二人共やっぱり近辺出身みたいですね。そうじゃないとなかなか成りきれないんだろうなと思いました。カリフォルニアの青い空の下で育った俳優じゃ、あの「アメリカの本当の姿」出せないかもですよね。それか反対にそれで出せたらそれこそ俳優の中の俳優。オスカー間違いないでしょうね。




2011年1月28日金曜日

The Kids Are All Right (2010)


オスカーまで後一ヶ月を切ったので着々と勉強!ははは。今年は賭けに命をかけているので、ひそかに色々研究しています!それに雪篭りばっかりだから、映画観て~。編み物して~って感じ。ほんと「雪国」しています。

面白かったです!

役者がみんな上手い!子供たちも自然で、今どきのティーンエージャーってところをよく出してたと思うし。映画全体から、カリフォルニアの匂いがぷんぷんしてきて、「あ~~~懐かしい~~~。これこれ、これがカリフォルニアだったよな~~~」と思って見てました。

で、映画はオスカーのBest Filmにノミネートされていますが、これは取らないでしょう。残念ながら。他に強力な映画が色々あるので。

アネット・ベニングだけが主演女優賞にノミネートされて、ジュリアン・ムーアはオスカーではノミネートされていませんが、わたしはジュリアン・ムーアの「リップスティックぶり」すごく上手かったように思いました。どんな映画でも上手いですよね、彼女。自然体で。去年のColin Firthの「A Single Man」でもいい味だしてたと思いました。それと、TVの「30 Rock」の役は最高!

アネット・ベニングはなかなかの役に挑戦したのではないかと思うし、上手かったけど、ダイクぶりが足りなかったようにも思いました。だって綺麗すぎるというか、彼女自身のしなやかさがやっぱり抜けない!クラッシー過ぎる...といったらダイクはクラッシーでは駄目なのか?とやんやと抗議が来るかもですね。失礼。

でも、彼女もオスカー取れないでしょう。残念ながら。ゴールデン・グローブは取りましたね!

Mark Ruffaloが好きなんですが、この役の彼、すごくぴったりはまりすぎ!って感じでよかったですよ~~~。なんと表現していいのか。カリフォルニアの超Easy Goingないい兄ちゃんというのか。根っからいい人間。しきりに「Right on」という、あの口癖がなんかいかにもでした。

テーマは日常なんだけど、登場人物それぞれの抱える小さな問題っていうのかが、誰にでも分かる、起こりえる、考えさせらる問題で、それをコメディータッチで笑わせながら、疑問を投げかけてきてくれるような、観ていて親近感が湧くCOOLでWARMな映画です。

Relationshipって、Commitmentって、結婚って、家族って、人生って、そのStruggleって、Ups and Downsって...。きっと観た人誰もが「そうだ...」って思える映画です。

2011年1月17日月曜日

Golden Globe 2011

昨夜は“Golden Globeナイト” 映画狂のわたしには超楽しみな時間です♪ 特に、このGolden Globeの行方で、2月にあるオスカーの予想がつけやすくなる。研究、研究っと。ははは。毎年、超真剣に構えるんですよ!誰が取る、どの作品が取るって賭けますから!今年はまた恒例のオスカー・パーティー♪が復活しそうだし。がんばるぞ!映画オタクのわたしは、今まで賭けではずっと勝ってきてます!

『Social Network』が作品賞を取ったのはちょっとびっくりしました。スクリーン・プレーは絶対と思ってたし、監督賞も。でも、審査員達が『Social Network』を作品賞に選ぶとは意外だったかも。てっきり『King's Speech』に「はい、どうぞ!」だと予想していました。これでオスカーまでにまた流れ、傾向の研究だね。へへへ。


もう2ヶ月以上も前に観たので、ちょっと印象が薄れかけていますが、確かに面白かったです。若手俳優たちの演技がすごく新鮮、自然、そして上手かったです。特に、Andrew Garfieldに注目していたら、やっぱりノミネートされたし。Justin TimberlakeもあのJerkぶりが超上手かった。

まさかと思っていたけど、GGで作品賞を取ったので、オスカーがどうなるか注目。

助演男優は絶対!と予想通りのChristian Baleが取りましたね。The Fighterのお兄ちゃん役、上手すぎでしたから。オスカーもまあ絶対だと思いますね。

助演女優にThe Fighterのお母さん役が取ったのは驚きでした。よかったけど。それにあのその辺に居そうなおばちゃん役、無茶苦茶上手かったし。オスカーではどうかな。これも研究しないとだ。

主演男優、女優共に予想通り!今年はナタリー・ポートマンの年ですよね。文句なく。『The Professional』でマチルダを演じた時からいつかは取ると思ってました~。そして、Colin Firth!!!!この間までは、デンゼルさまがわたしの永遠のアイドルだったけど、ちょっと最近はColin Firthになってるかも。ははは。いいですよね。謙虚そうだし。超チャーミング!今年は彼の年ですよ!オスカーも絶対でしょう。

『Black Swan』と『King's Speech』観に行かないとです。

Golden Globeは、劇場映画とTV映画とTVドラマなどが全部統合されるので、TV映画の賞もあって、その中で昨日一番感激したのがTV映画主演女優賞のClaire Danesだったかも。このBlogでも紹介した、『Temple Grandine』の熱演で受賞。ご本人のTempleさんも隣に座っていて、すごく喜んでいたので、おもわずうるうるしました~。この映画は最近観た中で、「こっそりすごくよかった~~~~!みんな見て、見て!」と思う一品です。

賞ものでのもう一つの楽しみは、なんと言ってもRed Carpetのドレス審査。去年は自分もガラになくイブニング・ドレスを着たりしたものだから、もっと目が真剣になってきて、う~ん、これいいね。これはちょっとね~と見入ってましたが...。

この頃、ジュエリーちゃらちゃらしないのが流行みたいですね。後、ヘアーはシンプルってのも。「ドレス」と「ボディー」と「カリスマ」で勝負なんでしょうか。ナタリー・ポートマンのは個人的にはあんまり好きじゃなかったかも。あの真っ赤なお花がやっぱり...。口紅と靴にはぴったり合ってましたが。サンドラ・ボーレックは今年は今一でしたね。でも、今年は自分の年じゃないからいいんでしょう。スカーレット・ジョハンソンはいつも綺麗だな~と思います。選ぶドレスのセンスもいいな~と。

2010年12月30日木曜日

Temple Grandin (2010)


今年の初めにHBOで公開された時に見逃してずっと気になっていた映画。ひょんなことで年末に見ておきたいなと思い、それにGolden Globeにもノミネートされてたし。観ました。

一言、感動。超インスピレーショナルな映画です。みんなにも是非観てほしいですね。

話は実話で、題名は彼女のフルネーム。彼女は現在コロラドの大学で動物科学の教授として教鞭を取っています。ハイ・ファンクショニング・アーティズム(自閉症)の彼女。人並み外れたビジュアルの記憶という才能をフルに活かし、大学、大学院、博士号まで取ってしまうTemple。その後ろには母親の莫大な愛と支えがあり、映画の中でもそれがしっかり現れています。母親も叔母さんもとてもいい味出してました。

寄宿学校で知り合った数学の教授、Dr. Carlock役のDavid Strathairn。今回もノミネートされていますが、いつもいい味ですよね。それにいつも教授とか心理学者とか知識人役。本当の彼も賢い人なのかな?ってつい考えてしまう。

実はわたしの住むニュージャージー州は全米でAutisum(自閉症)が一番多い州。どんな因果関係があるのだろう?と思ったことがあります。

Templeが映画の中で話したことでとてもこころに残ったことは、「Different. Not less(人と違うだけ。劣ってるのではない)」と繰り返し言う事。そして、教授から教えてもらった人生に一杯一杯新しいドアがあり、それを勇気を出して開けてくぐり抜けると新しい道があるということ。自動ドアがどうしても怖くて通れない彼女を助けてくれた人との出会いが彼女の人生を大きく変えるというエピソードもあり、この人生とドアという比喩的なテーマ、教えてくれるものがあります。

彼女がした偉大な業績、なかなか「普通」のわたしたちには真似が出来ないことだけど、屠殺場の大改造とでもいうのでしょうか。初めて屠殺場を見学した彼女は、その扱いがどうしても耐えられなく、なんとか出来るはずと改革に情熱を燃やします。「人間はどうしても牛を殺して食べるということをする。それなら同じ殺して食用にするなら、せめても命を大切にして、そしてその命をいただかないと...」ということで、牛の生態を把握しきった彼女がつくりだした、牛に負担を与えないで屠殺できるシステムを作り出すのです。そして最初の一匹を殺すのも彼女。でも、意味・気持ち・愛をこめてなんですよね。動物に携るわたしはとても考えるものがありました。

とてもいい映画です。観てください。わたしは彼女に会いにコロラドに行きたくなりました。


2010年12月26日日曜日

The Fighter (2010)


では、ここで公言しておきます。わたしはCristian Baleがゴールデン・グローブなりオスカーなりで絶対にサポーティング・アクターの賞を取ると思います。

ひょえ~というくらい上手かった。というか、彼いつもかっちょいい、二枚目役じゃないですか。個人的には好きじゃないけど。それがアメリカの貧しい地域のドラッグアディクトのへらへら調子のいい兄ちゃんの役がもうはまり切ってました。上手すぎ。映画一緒に観た3人でうなずき!

お母さん役もすごすぎ。あんなおばちゃん一杯居る、居る。Mark Wahlbergはいつでも本当に安心して上手い。この映画では特別感はなかったですが...。

このお話も実話で、他のボクシング映画、ラッセル・クロウの「シンデレラマン」とか、デンゼル様の「ハリケーン」とかもそうだったし。「ミリオンダラー・ベィビー」は実話ではなかったけど、ボクシングの映画は全部“貧しい”“ボクサーとその家族”がテーマで...。そのどうしようもないところがほんと観ていてなんとも言えない気分にさせますよね。

大昔にシェルターでボランティアを始めたばかりの頃、ジュリエットにそっくりな若いピットブル君が顔中血だらけで保護されてきて(ほぼ闘犬に使われてるに違いないかんじ)、「これジュリエットの子供じゃない?」って思って胸が詰まっていたのですが、数日後に大家族がシェルターにやって来て、「うちの犬だ!引き取りに来た!」と。シェルターの責任者に「どうしてもあの家族に返さないといけないのか?」と迫りましたが、飼い主という証拠を持って来ているし、第一、犬がその家族を見て大喜びしているので、犬は飼い主の「所持品」。Abuseしてると証明して法廷でたたかえるようにしないと保護できないと...。重い気分でそのピット君を見送った覚えがあります。そして、その時に、なんだかボクサーとその大家族みたいだって思ったんです。「試合」でがっぽり稼いで貧乏家族を精一杯養ってもらいましょう!みたいな。どのボクサー映画みても、必ず家族の因果関係があって、「ボクサー」と「家族」と「金」と「争い」...が定番みたいな。

TRONは寝ましたが、The Fighterは最後の最後までしっかり入り込んで観ました!

TRON - Legacy (2010)


多分、「TRON - Legacy」中に居眠ったのは世界でわたしだけ???親に無理矢理連れて来られて途中でわんわん泣いてた幼児は居たけど、寝る人はちょっと居ないでしょう。だって、子供の泣き声すらかすかにしか聞えてこないくらいに劇場はすごい音響効果。その中で一瞬5分は寝たかも?ふつふつとし始めた頭がこく~んとなったのでしょう。横でくすくす笑われて、「え?寝てた?」と聞いたら「ずっと」と言われてしまった。いや、どう考えても5分も寝てないと思うんですけどね。TRONファンの皆様、ごめんなさい!

いや、居眠った=面白くないとはいいません。IMAX・3Dで観て、いい席だったしビジュアルに関しては「すごいな~。映画もここまで来たのね」なんだけど、寝ようと思えば寝れた?なことはないか...。みんな真剣でしょう。それに高い金払ってるし?

25-30年前に主役のジェフ・ブリッジスがTRONの最初のバージョンに出てると聞いて、「そんな映画あったんだ...」(SciFiとかほんと興味ないので)と思っていましたが、その映画を作った時に続編がこんなスケールの映画になるとは誰も思わなかったでしょうね。

役者だってほとんど演技する必要なしって感じ。何から何までコンピューター。ジェフ・ブリッジスの一生老けない版がいて、「え?そっくりさんで若い人探してきた?」と一生懸命になって「違い」を探しましたが、いや、コンピューターであの若作りがしっかり出来ていると。ふ~ん。

ホリデーにわいわい観るのには全然文句ないです。ビジュアルはすごかったし。でも、「わたしの映画」でないことは確かです。ちゃんちゃん。

2010年11月10日水曜日

SATC 2 (2010)



観ました!2回目!

Amazon.comで買ったDVD、届いてしばらく経ってたけど、2度目は「絶対女子と観るぞ!」と決めていたので、集合するのに時間がかかる。一緒に観るはずのシェルターのマネージャー、すっかりコスタリカ・バケーションぼけ?「ごめん!今日は行けない~~。延期して~」と…。我慢できずに「まっいいや、これから百万回は観るだろうから、とりあえず先に一人で観ちゃえ!」あ、違う、ジュリ子と二人で鑑賞でした。ははは。

一人で観てよかったかも!一度目、あまりの期待と興奮でどこか浮き足立って観ていた感もあったので。今回は落ち着いて(ははは)一つ一つのセリフ、一場面ごとのメッセージをじっくり。深い!ほんとに深い!そして上手すぎ!Writersがうますぎ!

一度目は、映画館で観ました。今年5月、待ちに待った劇場公開の際、本当は世界一番最初公開の水曜深夜12時のショーを観に行くぞ!と張り切っていたのですが、連れてってくれるはずの君!忙しすぎ!結局、“世界最初”は無理。でも、オープニングの週末に、大忙しの中、約束守って連れてくれた君はえらい!映画館が予想に反して空いてたのでびっくり。前に座席のないラブシートみたいになってる席だったし、足思い切り伸ばして超くつろいで観れましたね。2時間半の長編だったし、らっきー♪

映画が始まり、AidanことJohn Corbetteの名前が出ただけで、劇場の女子ほとんど全員が「きゃ~」って叫ぶ!こういうのは劇場鑑賞ならではでいいよね~♪ もちろんわたしも一緒にきゃ~♪

で、Aidan登場!!!!ひえ~~かっこいいままじゃ~~ん!よかった~~~!!!


あんな地球の反対側でばったり再会。Carrie、すっかり舞い上がってます。(当然)で、Charlotteが冷静にCarrieに「で、彼は指輪してたの?」と聞くんですよね。映画館で観たときは、「そんなのわたしも見てなかったぞ~~~、目に入るわけないやん!」と思いきや、横で大声で「YES!」って怒ってるし。ははは。誠実!えらい!でも、今回DVDの時はしっかり大きな指輪をキャッチ!してる、してる。

目を真っ黒にして魅惑の化粧でAidanと地球の裏側でデートするCarrie。お互いMarriedなんですよね。これ、どうなんでしょうか...。ただのEx‐同士のキャッチアップ???それとも、一夜の危ないランデブー???これは「大きな」課題ですよね。

そして、その後ニューヨークに電話...。これも「大きな」課題ですよね。わたしがCarrieだったら...と言う質問に、きっと世間は50・50に分かれる?それとも、Carrieと反対の選択、Samanthaが言い聞かせた選択をする人の方が断然多いかな。


個人的にはMr. Bigには本当に惹かれないのですが、でも「2」のBigすごくよかったです。さすが大人の男~~~って感じだったし、全然変わってない!かっこいいじゃないですか!それにやっぱりなんと云ってもCarrieにはBigが一番お似合い。これは何がなんでも認めるな。最後の“Black Diamond”のところはじ~~~~んときました。あの二人ならでは!ですね。

ちなみにChris Nothはニューヨークに住んでいて、よく色んなところに出没するらしいです。素顔は全然Bigみたいじゃなくって、もっとDown-to-Earthってさばさばして、全然つんとしてない人らしいです。好印象!

「2」のメッセージは、すごく深いと思いました。年齢を重ね、彼女たちの人生・生活も変われば、わたしたちファンの人生・生活も変わっている。そしてその時に投げかけてくれるメッセージも変わっている。でも、必ず共感させられる部分が一杯で、一緒に考えさせられることが山ほど詰まっている。独身時代、超ど派手に遊びまくっていた彼女たちも、結婚、育児、キャリアと家庭の両立、更年期障害!、これからの人生(老後ですよね~)、それぞれの結婚の形など様々な人生の局面にぶつかり、躓いて、転んで、でも必ず立ち上がって前に進む(HBOのシリーズの方のファッションショーでCarrieが転ぶ巻、個人的には1、2を争うくらい好きな巻!)

Charlotteは育児ノイローゼでくたくた。でも、あんなに欲しかった子供、それも天使のような可愛い女の子を二人も授かり、持つべきもの全てを手に入れ幸せ限りない立場で、自分の子供を「問題」と思う母、自分の子供をハンドル出来ない母であることを誰にも打ち明けられない...。そんなところを同じ母としての苦労がよくわかるMirandaがうま~く助けてあげるバーのシーンもいいなって思いました。



局面、局面で、「結婚してるのに子供は???」って場面に出くわすCarrieとBig。「結婚したら次は子供とならないとだめなの???子供なしでは絆になるものがなくって、いずれはFade outしてしまうの???」「これから一生二人きり...。それはそんなに難しいものなのか...。」

Carrieが時と場合によって、BradshawとPrestonの苗字を使い分けるところ...。結婚して2年、自分が「Married」ってこと、どこかまだ認められない部分があるんですよね。でも、都合よくBigのWifeって大きく名乗りたがったり。そんな中、どんどん「空気のような存在」になりかけていってる自分達、昔のように激しくきらきら輝いた情熱をいつも感じていたい...。ジレンマで悩むCarrie...。自分達の夫婦の形ってつくれるものだろうか...。

結婚の形って「これ!」って必ず決まってるもんじゃない。二人が良しと思ったルールで作り上げるもの。他人が何と思おうと関係ない。二人が自分達の結婚の形に満足で幸せならそれでいい...。結婚は、その伝統を重んじながらも、自分達のカラーで色々デコレートしながら、自分達の形を作り上げていくもんなんじゃないかって...と納得する。

エンディングでTrue Colorsが流れてきた時には、映画の中に流れる大きなメッセージがじわじわと胸に沁み込んできて、「あ~~~~やっぱりいいな~~~。SATCはわたしの永遠のバイブルだよ~~~~~~」と胸がじ~~~~ん♪

追伸:ちなみに大大大ファンのうちの姉妹も日本でDVD予約購入でゲット。そしたらすんごい差!パッケージは超お洒落で可愛くて、それに、な、な、なんとおまけ付き!!!!DVDも色々ボーナストラックが入っていたそうな。なんでアメリカってこんな雑なの???ねえねえ!!!わたしだって、随分前に予約購入してたんだぞ~~~!!!


2010年9月25日土曜日

Inception (2010)


偉そうに言わせてもらうと、ミスキャスト。わたしはデカプリオが大好きなのですが(容姿もだけど、彼の俳優としての実力に超魅力を感じる)彼じゃ勿体無い気がしました。彼じゃなくても、(う~ん、そうだな、誰で適当だったかな???)演じられる役だと思うし、反対に言うとデカプリオのあの役者としての魅力が出せる映画じゃないと思った。ま、アクションもの(とは違うと思うのですが...)も出たよ~ってことで本人満足、お金がっぽりなのかもだけどね(爆)

それとArthur役のJoseph Gordon-Levittが「小さすぎ」「きゃしゃすぎ」まだ子役あがりってのが抜け切れてなくって、この大役にはフィットできていなかった...。重要な役だし、もうちょいスクリーンに映える役者選ばないとだめだったんでは???これは昨日映画デートしたMihoさんも同感!でした(でも、彼女は映画自体結構大好きだったみたい)

Ellen Pageはいつも上手だなって思います。でも、彼女ももっと現実的な映画の方が合ってると思うけど...。

というのはわたしがこういう非現実的映画をアプリシエートしないからこういう批評になるのかもしれません。どうしても入り込めないのです。『Matrix』とかもそうでした。みんながやんや言うし、何度もトライして必死で観るけど入り込めない。スペシャルエフェクトとかには「お~」って思うけど、わたしのこころをぐ~~~と言わせないんですよね。

でも、オスカーでは結構色々賞取るのかな。