2011年11月16日水曜日

毛皮について考える。

もうかれこれ10年以上も前の話ですが、NBCのDatelineだったか、ABCの20/20だったか忘れましたが、ニュースリポート系番組で、中国の毛皮「製造」システムを暴露するセグメントが放送されました。Humane Societyの「えらいさん」がアメリカの毛皮バイヤーになりすまして、隠しカメラとマイクをつけて中国の毛皮商人を訪れ商談しながら現状を徹底調査するという企画です。

その時ターゲットになっていたのはアメリカの大きなチェーンストアー、Burington Coat Factory。彼らが超破格値で売っているフード付きコートのフードの周りについているふわふわの毛皮。コートについているタグには「野生の動物」とかなんとか記されているのですが、実はその出元は中国で街をさまよう野良犬たち…。捕まえられた野良犬たちは真っ暗な狭い地下室に閉じ込められ、外に出してもらえたかと思うと生きたまま道端で皮を剥がれます。

わたしはその番組を見た後、冗談じゃなく5年くらいその映像が脳裏から離れず、思い出すたびに吐きそうになり、涙していました。また、街で安物のフード付きコートを着ている人を見かけるたびに吐き気と怒りが襲ってきました。

それから10年以上も経っているというのに…状況はあまり変わってないのではないでしょうか?あの時干されて、謝罪して立ち直ったBurington Coat Factoryもどうなんでしょうか…。ほとぼりさめた…とまた逃げ道見つけて同じようなことを繰り返しているのでしょうか?

あれから何度も何度も同じようなニュースを目に耳にしています。

何も大金持ちや映画スターたちの羽織るミンクのコート!とかだけじゃないんですよね。みんなの知らないところで、ほんとに「え?これも?」というようなところで動物の毛皮が使われまくっています。

このテクノロジーが超進歩した今、代用になる製品は一杯。フェイクファーだってあるし。ファーなんて着なくたって十分寒さをしのげるすごい製品が開発されているじゃないですか!(ユニクロのヒートテックとか…はっはは)とわたしは個人的にいつも叫んでいますね。

もう随分になりますが、一度きつねだったかと思いますがお洒落な毛皮の襟巻きを、よかれとプレゼントされたことがありました。袋を開けてびっくり…。申し訳ないですが、恐る恐るしか手に取れず、吐きそうになりました…。そして贈ってくれた人の気持ちは痛いほどありがたくいただきながら、正直にきちんと気持ちを話して突っ返しました。そしてお店に返品してもらうようにお願いしました(無事に返品できたそうです。ほっ!)

悪びれず何気に何もあまり考えないで毛皮を買ったり使ったりしていることが多いのではないでしょうか?でも、その「何気に」というのが一番恐ろしかったりすると思います…。その中国人毛皮商人たちも言ってました。「アメリカとか経済大国で消費者が買い続ける限りはやめないよ!需要があるからこちらは供給するんだよ。こちらだって生活かかってるんだから」的なことを…。

Facebookでこんな集まりがあるのを教えてもらいました。


今年夏にマンハッタンで彼女の東日本大震災の動物レスキュー報告の会で知り合って、この間里帰りした際にアニマルレスキューグループ訪問を一緒にしてくださったFM COCOLOのパーソナリティー、中村清美さんからのお知らせです。

11月20日(日)大阪で毛皮反対のデモ行進と震災で被災した動物のためのイベントがあるそうです。大阪の根性と魂見せてやれ~~~~!!!という感じ。

関西にいらっしゃる皆さん、自分たちを教育する良い場です!是非是非時間作って参加してみてください。期待してまっせ~~~!

2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    私も毛皮の真実を最近知り、ショックを受けました。
    もう絶対絶対毛皮類は買わないと心に誓いました。
    ファッションのために罪のない動物たちが苦しみ犠牲になるなんて、絶対に絶対に許されないですよね!
    真実を知らない人が多過ぎると思います。
    どうにかしてこの現実を変えて行きたいものです。

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  2. そうそう。知らないで犯している罪は一杯あります。
    だから毎日勉強して、教育してもらって少しでも
    良い世の中にしていかねばですよね。

    一人が一人に伝えるだけでも変わるはず。

    「伝言ゲーム」で頑張りましょう!

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