久しぶりにブロードウェーのショーを観てきました。突然のご招待!ラッキー♪ 今回は唄って踊ってのミュージカルの方のブロードウェー・ショーではなく、お芝居の方のブロードウェーです。最近でお芝居の方のショーを観たのは、この夏リンカーンセンターフェスティバルに招待公演のあった宮元亜門さん監督の『金閣寺』。その同じ週には、「来年ブロードウェーに絶対来てよね!」と期待で一杯のまだ製作中の『Allegiance』を観ました。関係者だけが観れるという(ふふふふっ)ご招待公開で、こちらは唄って踊ってのミュージカルです。翻訳のお手伝いをした初期段階から随分変わっていて、一つの作品を作る色んな段階を経験させてもらってるようですごく興味深かったです。(わたしが翻訳で関わったミュージカルの公式サイト ↓ )
さてさて、金曜に観た『Venus in Fur』ですが、なんと言っても面白かったのは、このお芝居、二人芝居なんです。最初から最後までこの写真の二人だけの芝居。それでインターミッションなしで2時間弱。それだけでもすごいと思います。あらすじは、舞台監督の彼がビルの一室で、次の芝居の主演女優のオーディションをするのですが、どうも彼が探している「はまり役!」という女優が現れない。半分諦めていたその時、大遅刻でやってきたのがこの彼女です。どたばたとやってきて、文句言ったり悪態ついたり。彼は無視して帰ろうとするのですが、彼女のかばんから、なぜか台本が出てきます。「どうしてそれを持ってるんだ?」と問いかけている間に彼女の演技が始まり…。
二人の演技は大袈裟過ぎず、ちょうどいい具合の感情の浮き沈みを繰り返し、2時間弱踊りも歌もないのにトーク(と芝居)で観客を惹きつけます。わたしも最後まで真剣!でした。
二人の演技は大袈裟過ぎず、ちょうどいい具合の感情の浮き沈みを繰り返し、2時間弱踊りも歌もないのにトーク(と芝居)で観客を惹きつけます。わたしも最後まで真剣!でした。
きっとわたしたち観客が知らない程度で幾度か台詞忘れちゃったり、ちょっと作ったりしてるんだろうけど(違うかな?絶対あってもおかしくないですよね…)いや、休憩なしの2時間もの芝居を、二人だけで大迫力でこなすこの役者さんたちには脱帽です。多分一ヶ月ちょっとくらいの限定公演で、週に一日休みとかのスケジュールでやっているのでしょう。で、一日二回公演の日もあると聞いたので…すんごい体力の消耗。ステージに立っているときの二人はなんなく熱演しているのですが、舞台が真っ暗になり終了。総立ちの観客の拍手喝采にこたえるためにバックステージから出てきた二人はヘトヘトって感じでした。でも気持ちいいでしょうね、あれだけの演技の後の総立ちの拍手喝采。
男優のHugh Dancyは、イギリス人でClair Danesの旦那さんだと舞台が終わった後すぐに知りました。 すごいセクシーボディーの女優さんNina Ariandaは、なんとわたしの古巣ニュージャージー、それも隣町出身だと。若い時にはドイツでも暮らしていたようで、それでアクセントが上手だったんだ~と納得。
いつも思うのはライブはすごい!っていうこと。そして、タレントのある人のパフォーマンスって必ずこころに響いてくるってこと…。このお芝居も素晴らしいかったです。
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