ニューヨーク時間の17日(月)夕方
帰国しました。帰りの飛行機は予定より一時間も早く到着し、11時間ちょっとでJFK空港入り。横の席が空いていたのも超ラッキー♪でした。あれだけで運伝の差ですよね。特に長時間フライトの場合。足を上げて座れたし、足の運動も遠慮なくできました(エコノミー症候群予防!)。映画2本観て、後はすやすや眠ってました。もちろん食事は逃しませんでしたが(爆)楽チンな帰路でした。
さてさて、JFK空港に降り立った瞬間にすっかり「アメリカ人」に戻っていました。そして家に着いたら日本に居たことは「夢?」と思うように一気に元の世界に戻りました。
アメリカ生活が人生の大半になってきた今、日本に居たわたしは「大阪弁が上手で、東洋人だけど、どこか変な異邦人」だったと思います。他人から見ても、自分の感覚でも。
日本人しか居ない大群(当たり前なんだけど)がなぜかちょっと恐怖?に感じました。そんな時に外国人を見かけるとほっとしていたわたし。面白いですよね。あちらに「自分のチーム感」を見つけていたようです。
日本のちょっとした「きまり」というのかルールにまごついて戸惑うことは多々。地元で大人気のパン屋さんに行き食パンを買う時、何枚切り?何斤?とかいう意味がちょっとあやふや。朝焼き上がったほかほかパンをおばさんが「どうします?」と聞いてきて、「えっと、一センチくらいの厚みかな?」「え?一センチだったら10枚切り?」と驚かれ「いや、家で食べてるのは10枚も入ってなかったと思います…」と。で、6枚切りと判明。母に話したら「絶対パン屋さん、変な人やなって思ってたで」と。
歩いてる時でも、自転車に乗ってる時でも対抗してくるものは右によける。するとみんな???「困る、困る」と言った感じでしょうか?意識して左に行くようにしても、とっさの時はやっぱり右。そしてちょっとでもぶつかりそうになれば「すみません」の連発。Excuse meを訳してますね。完璧に。
周りのみんなと挨拶や表現の仕方もちょっと違う…。近所のおばさん、おじさんたちにも会釈じゃなしに、手振って「さいなら~」とかやってるし。これ小学生とかは嬉しかったみたいでみんな手振ってくれたけどね(苦笑)
父と一緒に「見守り隊」に参加。地元の小学生。
言葉も一杯忘れてる…。でも、大阪弁は帰るまでにはまた完璧にマスターし直したぞ!言っておきますが、アメリカで大阪弁話す機会がほとんどないのです…。
これはアメリカでついた「変な」癖。わたし、日本で大阪弁を話していた人たちとしか大阪弁を話せない身体になってしまったのです。アメリカで出会った人が関西出身とわかっていても、大阪弁が出ない…。コードスウィッチんグしてしまいます。なので大阪に入ってからも、しばらく見ず知らずの人とは大阪弁が話せず、道を聞くのも、自販の使い方を聞くのも、店で値段など尋ねるのも全部標準語。なんででしょうね。大阪弁は大阪のわたしを知ってる人とだけの言語になってしまったというわけですな。変。(あ!例外があった!カリフォルニアで知り合った関西人とは大阪弁が話せる!)
大阪弁にあれだけ「生」で触れられたのはまじ超久々で、最初はもう笑いが止まりませんでした(失礼?)。自分も話すくせに人が話してるのを聞くとなぜか全部お笑いの世界。
一番カワイイのが子供の大阪弁。子供が大阪弁を話してるのが不思議で不思議で仕方がない。そして上手すぎ~~~って大阪弁しか喋れないんだろうけど。それがむちゃくちゃ新鮮でカワイイかったのです。
超悪趣味な大阪のドンキ
とにかく久しぶりの日本は、見るもの聞くものすべてが新鮮で、最初から最後まで「知ってる土地」に海外旅行に来た気分でした。
やっぱり本当に「異邦人」なのかな…。多分、昔、あの曲を十八番にしてたからやわ。