2011年12月11日日曜日

たまりにたまった映画情報

大好きな映画なので一杯観ているのですが、なかなか余韻に浸って感想なりを書いて載せている時間が見つけられないまま、時間はどんどん経っていき…。なので今日はここ何ヶ月かで観た映画で「お薦め!是非是非観てください!」というのから「なかなかいけますよ!」というような映画をいくつかご紹介させてください~。もし映画の趣味が合うなら参考になるかもです。

Here we go!

127 Hours

実話を基にした「サバイバルの極致」のような映画。James Franco大好きだけど、この映画でも超いい味だしています。彼以外にあんまりこの役できる人が見つからないくらいばっちりはまり役!って感じです。結局映画の85%以上は彼の一人芝居なんだけど、それでも退屈することなし。目が離せません。さすがにDanny Boyle監督の映画だけある。描写で「ああ、Danny Boyleならではの…」というのがいくつか出てきますね。「う、う、う…」と目を背けたたくなるよなシーン…あるはずだけど、でも、その頃にはすっかりJames Franco扮する主人公に感情移入しているので背けてられないです。「さて、自分だったらどうなってるか?」当然考えてしまいますね。

Rabbit Hole

今年のオスカーに主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞でノミネートされていた作品だったと思うのですが、もっと重い映画かと思って構えてみましたが、一言「よかった」です。必見!必見!ネタばれではないと思うので、筋としては、幼い子供を亡くした夫婦の話なんですが、予想では登場人物の感情の浮き沈みをもっと重くどろどろに描いてあるのか?と思っていましたが、わたしは最後のやりとりがこの映画の、この夫婦の全てみたいに思い、「あ~~~~いい映画、いい映画」と感動でした。私個人的に世界で一番大切なものを亡くすという経験をしただけに、精神的ガイダンスになった映画でした。二コル・キッドマン扮する母親と加害者の少年の関係がなんかすごく微妙なんです。子供を喪って何をしていいのかわからない母親の感情すべてがああいう行動になるんだろうなって。

A Better Life

今年の夏だったかに劇場公開していた時に観に行こうと思っていて見逃した映画。DVDで観ました。シンプリーにいい映画です。アメリカの大きな大きな社会問題を、小さな父と子という視点から捉えた作品。個人的にもこんなお話は一杯知っているし、メキヤンのお友達から川を泳ぎ、砂漠を歩き…の話もいろいろ聞いてきたので、その一人ひとりの顔が浮かんできました。息子が父親に「なんで僕をつくったの?」と問い詰めるシーン…なんとも言えません。映画というよりはまさしくドキュメンタリーですから…。

Everybody's Fine

最近のデニーロ、いい映画に出てない…と評判ですが、これシンプリーにいい映画、デニーロの超いい味でてる映画と思いました。あまり巷で話題になってなかったようですが、だれでも考えるところ、共感するところある家族の絆、親子関係を描いた良い作品だと。デニーロがすごく自然体でいい味出してるのに加えて、周りの役者さんたちががっちり上手なので安心してみていられますね。Melissa Leoがまたひょいってでてます。ああいう役ほんとうまい!

Brides Maids

試写会ご招待の案内が何度も来ていたけど、都合つかなくって行けなかったのですが、シェルターの映画好きビッキーが「え???行かなかったの????無茶苦茶面白いって評判だよ」と言ってたことを思い出しDVDをかりました。面白い、面白い。ただのどたばたハチャメチャじゃないです。Hangoverの女版とか言われてますが、Hangoverなんかよりよっぽど中身あり。ま、男の人には「ふん」ってだけの映画に終わるのかもだけど…。女だったら絶対共感できるし、笑えるし楽しい映画です。知らない素朴なコメディアンみたいな人が脇で一杯でてる。

I Love You Phillip Morrise

Jim Carreyは大袈裟すぎて好きじゃないけど、この映画の大袈裟なJim Carrey無茶苦茶面白い!!!!笑わせてくれる!で、実話っていうから「まじで?」みたいな。それよりも、もっとすごいのが大大大好きなMcGregorくんですね。むちゃうまい!もう超ナチュラルゲイじゃん!って感じ。まじの役者魂。DVDのスペシャルフィーチャーで、インタビューを見てたら、この二人、映画撮影まで全然面識もなく他人行儀な仲みたいだったけど、それでもあんな演技が披露できるってさすが役者だなって、そういうところでも感動しました。

歩いても、歩いても

今回、二度目の観賞。去年観た時もしみじみ感動しましたが、今回は個人的にもっともっと「意味がある観賞」になったかもしれません。

舞台になったとても美しい海の町…去年観た時にも逗子在住の妹に「ロケ地は三浦半島と湘南」と聞いていましたが、先日実際に訪れただけに変に懐かしい…と思ったり、こうやって映画で観てもやっぱりいいところだなぁって実感したり。あの歩道橋がある大通り、江ノ島から鵠沼に、そして鵠沼から逗子に移動した際に通った道だろうな…と勝手に解釈しながら…。出てくるあの電車やバス、きっと居た時に見たのと同じかなって。

その美しい海の町への感慨も非常に深かったのですが、わたしには(そしてきっと観る人誰にも)「わかる、わかる…」「うちも、うちも」ということが映画の隅々まで満載。

主人公役を演じる安部寛に感情移入しまくってしまいます。久しぶりの帰省。そこで見つける数々の父母の老いのサイン…。風呂場に付けられた手すりをみて…「こういうのが必要になってきたんだ…」っておもっちゃうんですよね。わたしも今回の帰省で、実家の階段に手すりがあることに安堵しました。これはもう数十年も前、わたしたちが小さかった時、父が走って上り下りするわたしたちに「危ない」とつけたものですが、「あのままずっとつけたままでよかった」と母。

バス停で東京に帰る次男家族を見送って、年老いた両親がまた二人だけの家に戻って行くシーン。なんか自分の空港でのBye Byeシーンとダブってしまいました。

Gasland

ぎゃ~~~~~怖い、怖い、怖い…。でもこの手のドキュメンタリー大好きです。Food Inc.やマイケル・ムーア、ゴア前副大統領の地球温暖化問題、上手なドキュメンタリーはほんとにパワフルです。だって真実なんですもんね。怖くなって大変です。この映画、オスカーにノミネートされて、作者で監督の彼に脅迫状がどんどん行ってましたね。オスカーにもノミネートおろせと脅迫行ってましたよね。でもおろさなかったアカデミー協会、ありがとうですが。いつもテーマは一緒というか、お金のない、教育のあまりない、田舎の困った人たちを、大きな悪の手が$$$$$$のために利用するという…。所詮、そのポピュレーションなんて微塵にしか思われていない…。悲しい世の中です。そして大変恐ろしいことが色々起こっています。だから人間一人ひとりがもっともっと「責任ある一市民になっていくべき」なのだと思います。操られている場合じゃない!自分の命は自分のものと。

そのうち、また面白い映画情報載せたいとおもいます~♪

0 件のコメント:

コメントを投稿