2010年9月29日水曜日

心のよりどころ、心の余裕

シェルターでかれこれ7年以上のおつきあいになるおばあちゃん。彼女、シェルターに365日やって来ます。すごいでしょ。いやぁ、敬意表彰ものであることは確かです。でも、「すごすぎ...。大丈夫?」とも思います。

今年83歳。スラッと背が高く、ちょっとナンシー・レーガン似。ご主人と、シェルターから引き取った老犬と、鳥、猫と暮らしています。7-8年前に知人に薦められボランティアを始めた彼女、最初は猫のえさやりなどのみで、肉体労働的なことには関わっていませんでした。ある時から、犬のお世話にどんどん興味が湧き、今ではピットブル、ハスキー、ロットワイラー、シェパードなどの大型犬のお散歩に忙しい、忙しい。すごいもんです。

しかし困ったことに、彼女はいつの間にか「シェルター命!」人間になってしまったんです。ほんと彼女、シェルターのこと、犬達のこと24時間考えています。冗談じゃなく。もちろん犬達にとってはありがたいこと!家族なし、家なしの犬たちにとって、そう思ってくれる人が一人でも多くいることが「望み」につながるわけで、犬の中で「うっ」とけむたがってる子は誰も居ないと思います。しかし、このおばあちゃんの「シェルター命!」魂は周りの人間にはかなりの影響を及ぼしているのです。

誰かがちょっとシェルターに姿をみせなくなったりしたら、すぐに電話。みんなのスケジュールも把握してるから、来るはずの日に来なかったりしたらイライラ。要員が少なくなると分かると、懇願メールばしばし入ります。「今週末はお友達のコンサートがあったりで来れないから」とか「来週DCに行く」とか言った時には、もう一瞬で顔が曇り、「犬のことや、シェルターのことはもうどうでもいいのね...。」とつぶやかれます。こわい...。

とにかくシェルター犬!話題はシェルターの犬のことばかり。せっかく美容院で綺麗にセットしてきたから「あ、今日髪きれい!」って云っても聞いてない。「あの犬がどうした、こうした」ってなっちゃう...。

彼女とは色々話をするのですが、討論になることも多々。何度かやりました。

「みんな犬のことなんか忘れて楽しい計画一杯立ててシェルターから遠ざかる...。結局犬のことを考えてるのはわたしだけ...」と。

そんな時は言い返します。

「犬たちを思う気持ちはみんな同じ。同じように犬のことを愛し、考えてる。でも、みんなそれぞれ生活があるんだよ。仕事もあって、家族もあって、でもその中で時間を必死で作って来るんだよ。それに、みんな一生懸命、精神的にバランス取らなくちゃって頑張ってると思う。少なくともわたしはそう。大好きな犬たちのことだけに、考え始めたら24時間考えてしまうし、簡単にのめり込んでしまう。でも、そうなると駄目だと思う。どこかでちゃんと精神的にバランス取ってないと、せっかくの価値あることが色んな面で裏目に出て台無しになってしまうと思う」と。

実はおばあちゃんも犬のことで頭がぱんぱん、ストレスで不眠症。睡眠薬飲んでます。自分でも良く分かってるのです。なんとかしなくっちゃって。

こういうお話は、おばあちゃんだけに限りませんよね。良く耳にするし、わたし自身だって“Been There、Done That”って経験ありありです。特にすぐ熱して必死になる性格だけに...。親が子供に150%になってしまっていたり、好きな人にのめり込んで日夜その人とのことしか考えられない、一生懸命になりすぎる...。また趣味や仕事が「命」になってしまって、気がつけば他は全て放ったらかし...。

「心のよりどころ」があると言うのは素晴らしいことだと思います。でも、その「心のよりどころ」との関係作りが実はとても重要なのではないかと思うのです。バランスって簡単な言葉そうだけど、すごく大事ですよね。どんなことにも。この「心のよりどころ」との関係作りにもバランスが鍵のような気がします。

一つの「心のよりどころ」にのめり込んではいけない。「心のよりどころ」はいくつか持って、それをバランスよくジャグルする。そうすることにより、自分の中に「心の余裕」が生まれるし、「心のよりどころ」になってる対象とも「余裕」「スペース」が出来るのではないでしょうか。

ぎしぎしに一杯じゃなくって、空気が流れる隙間をつくる...。わたし自身も心がけておきたいことです。

2010年9月28日火曜日

テレパシー


昨日日本の母から一冊の本が届きました。『新新文章表現』という本です。わたしの本だったらしいです(全く覚えてない~。なんでこんな本買ったの???って感じ)わたしが日本を出るときに箱につめて残していった私物、まだずっと実家にあるのですが、先日母がふとその中の本の箱を見つけ、中を見ないで一番最初に手に触れた本がこれだったと。で、わたしの記事連載の一件を思い出し、「これアメリカに送ってあげなきゃ」と思ってくれたようです。

この一件も含め、「さすがに母娘」と思うことが多いのですが、それは多分4人姉妹弟の中でも母とわたしの「さすがに親子絆」が一番強いような気もしないでもありません。あまりにも離れたところに居るから...?かもしれませんね。

電話なんかはお互いしょっちゅう。リーンリーンと鳴った瞬間に「あ!母だ!」と感じるのです。それは母もみたい。今日くらいかかってくるだろうなって思えば電話があったり...。おもしろいですよね。

絆って目では見えないけど、やっぱりしっかりしっかりつながってるんだ。


役者になるのだ!

疲れました...。朝からいきなり元気のないセリフで失礼。でも、グループクラス・ナイトの次の朝、今朝は思わず30分以上もお寝坊でした~。いや、緊張感もあるのかも(ないか?)だけど、いつも出さないような音量の声を一時間出してると体力つかうんですよ。これ、教師時代にしっかり慣れてるはずなのに...。

“一人立ち”クラス第二夜。

ばあちゃん姿を現しませんでしたね。がっくり。でも、昨夜は雨だったのでこれは来ないだろうと最初から予測済み。昨日の面々は、超アドバンスの「なんでも任せて!」っておにいちゃんから、「全然自信ないんです...わたしには無理なのかな~」といつも弱気の「ねぇねぇ、もうちょっとはっきり喋ってくれないと何言ってるか聞こえない~」と叫びたくなる(もちろんいいませんよ!)おねえちゃんまでのレベルがえらい違う6人でした。これがグループクラスの難しいところなのです!ぎょ~~。

先週勉強したエクスサイズ(①Loose Leashで犬に引っ張らせないで歩調を合わせて歩く練習、②Sitでしばらく集中する練習、③SitさせてからStayで一分間以上じっと集中する練習、④円になって部屋を歩き、途中で方向転換、Sit&Stayをさせるなど)に加えて「Forward - Back - Forward」というステップの練習もトライしてみました。パーフェクト!に出来てた人と、もうちょっとがんばってくれ~いだった人と様々だったけど、一回目にしてはバッチグー♪ですよ!えらい!

途中で一匹のわんこが暴れ出し...。おちょくってるんですよね。(あ、大阪弁!)そう、ハンドラーをからかってる。一歳弱のわがまま坊主わんこ。ハンドラーが甘い顔を見せたら逃しません。その一瞬で急にきかん坊になり、リーシを噛む、ジャンプしてきてハンドラーをいじめる、床に寝そべって動かない~。ハンドラーのジネット姉さんからリーシをもらって「わたしをなめたら承知せえへんで!」と渇っ!!!こちらのエネルギーが伝わるまで部屋の真ん中を何度も一緒に歩かせました。するとそのわがまま坊主「やべ~~~」と頭をたれて大人しくなる。おねえさんにリーシを手渡して同じように部屋の真ん中を何度も何度も往復してもらったらすっかり手なずいた馬のようになってました。ジネットねえさん汗だく!えらい!

クラス無事終了。ほ~~。すると弱気なメリアンがやって来て、「やっぱりわたしには向いてないのかな。大きい犬、元気のいい犬は扱えないのかな」と。クラス中も彼女の肩は終始下がっていて、顔も下向き、声も全然出てない...。でも彼女は元気のいい、やんちゃな大きいわんこが大好きなんです。そんな犬たちをどんどん扱いたいって思ってる。

「メリアン、役者になる!ってのはどうだろう?どうしても元気一杯の犬と対等の、またはそれ以上のエネルギーが発せないというなら、これはわたしに与えられた役。シェルターにきて犬をケアし訓練してる時は役者のわたしと言い聞かせるの。そして精神統一してその役になりきる。なったことのないパワフルな自分、こんなサイドもあったんだっていう力強い自分を出す努力してみて。そしたらびっくりするくらい上手くコミュニケーション取れていくよ」と。

これは、我恩師(空想の)シーザーも彼のDog Whispererのエピソードでやってましたね。ははは。受け売り!彼もやさし~いおばさんに、「自分が頭に描ける世界で一番パワーのあるリーダーは誰?自分がその人になったと思って役に入り込んで!」と。そしたらおばさん、胸張って堂々とした姿勢になって力強く愛犬を扱えてる...。

犬とのコミュニケーションは、実際の力より精神力、身体の中から湧き上がるエネルギーが本当に大事。

また来週もがんばろ~~~~♪

2010年9月26日日曜日

オペラ三昧の年♪

昨日、土曜日の夜はオペラ・ナイトでした♪ でも、MET(メトロポリタン・オペラハウス)じゃないですよ~。(ちなみに、メトロポリタン・オペラハウスはまだ一回しか行ったことがない!)マンハッタンのUpper East Sideにあんなオペラ劇場があること全然知りませんでした(知らないこと一杯!ですよね。だからその発見が面白い!)

スケールは、それはそれはMETなんかに比べられないけれど、とても綺麗な劇場で、オーケストラのケーブ(っていうのかな?)もあって、オーケストラは25人弱。日本人の人が一人いました!フルート担当!やっぱり探しますよね。この劇場だと、サイズが「オペラ~」って圧倒させないので気楽に観れるし(ジーンズで行ったわたしは、「大丈夫かな?ドレスで来るべきだった?」と気になったけど、ドレスジーンズでも全然OK。ちゃんとドレスアップしてる人もいたけど...)、それにステージに手が届きそうで、パフォーマーたちの表情も全部見えるし、いい感じ。その劇場のオペラカンパニーの創設者のお一人からのご招待チケットでした。

METがこの月曜に2010年‐2011年シーズンオープニングみたいで、オペラシーズン到来!なんですね。こちらのオペラ劇場もこの週末が2010-2011年シーズンオープニングのWeekendでした。プロダクションは『The Seagull』という現代物(オペラにしては)そして言語は英語。ということで、オペラ~という感じがどうしてもなくって、半普通のお芝居を観ていたかの感が強かったです。英語なのでストーリーは理解しやすいんだけど(それでも英語の字幕はついてました)でも、やっぱり英語という言語がオペラに向いてないのかも(日本語はもっと向いてないだろうな...。)どうしても迫力にかけるのかもです。と偉そうにオペラ談義...。でも一緒に見たプロ君も同意見でした。

それと、これも映画でも時々あることですが、衣装、舞台装置、オーケストラも完璧で、また歌手の方たちはみんな超実力派。それでも観客の心に届かないってことありますよね。映画でもそうですよね。あの実力派俳優が勢揃いで、あの監督で...でも映画はぶ~~~って。夏に見た別のオペラ・コンサート、伴奏はピアノのみ。衣装も舞台装置も演技もなし!歌手のみんなが並んで歌うだけなのですが、それでも題材とケミストリーなのか...もっともっと観客の心にど~んと来るものがありました。「すごい作品」をつくるってほんと難しいもんなんでしょうね。

一人超可愛い歌手君がいて、プレーボーイ役なんだけど。ちょっぴり退屈な作品だったけど、彼をずっと目で追っていたからいいやって感じ(ははは)。公演が終わり、舞台袖でみなさんが出てきてチャットをしたのですが(わたしは「感激しました~」と握手のみ...くくく)ジョナサンくん、30センチ先にきてやっぱ可愛いわ!るんるんでした。これがデビューだったみたい。しかし若い!

そうなんですよ。今年は年明けからオペラ三昧させてもらってます♪ (全部ちゃっかりフリーで観てるという図々しさ!ラッキー!)二月にハンガリー語のを見て、夏はイタリア語とロシア語のを見ました。で、昨日は始めて英語版。次は10月末に、これもロシア語ですが大大豪華イベントがあり(劇場はUpper West Sideかな。METのすぐ近くです)、それは、ななななんと正装しないと!のイベント。そう、イブニング・ドレスだ~~~。ぎょえ~~~。必死こかなきゃだ~~~。でもかなり超わくわくです♪♪♪

2010年9月25日土曜日

Inception (2010)


偉そうに言わせてもらうと、ミスキャスト。わたしはデカプリオが大好きなのですが(容姿もだけど、彼の俳優としての実力に超魅力を感じる)彼じゃ勿体無い気がしました。彼じゃなくても、(う~ん、そうだな、誰で適当だったかな???)演じられる役だと思うし、反対に言うとデカプリオのあの役者としての魅力が出せる映画じゃないと思った。ま、アクションもの(とは違うと思うのですが...)も出たよ~ってことで本人満足、お金がっぽりなのかもだけどね(爆)

それとArthur役のJoseph Gordon-Levittが「小さすぎ」「きゃしゃすぎ」まだ子役あがりってのが抜け切れてなくって、この大役にはフィットできていなかった...。重要な役だし、もうちょいスクリーンに映える役者選ばないとだめだったんでは???これは昨日映画デートしたMihoさんも同感!でした(でも、彼女は映画自体結構大好きだったみたい)

Ellen Pageはいつも上手だなって思います。でも、彼女ももっと現実的な映画の方が合ってると思うけど...。

というのはわたしがこういう非現実的映画をアプリシエートしないからこういう批評になるのかもしれません。どうしても入り込めないのです。『Matrix』とかもそうでした。みんながやんや言うし、何度もトライして必死で観るけど入り込めない。スペシャルエフェクトとかには「お~」って思うけど、わたしのこころをぐ~~~と言わせないんですよね。

でも、オスカーでは結構色々賞取るのかな。

2010年9月24日金曜日

イチローの偉業に思うこと...

イチローがやりましたね。10年連続200本安打達成。メジャーで初!すごいもんです(そんな簡単に片付けてはバチが当りそうですが...)。ただごとじゃないですよね。この「連続」というところがただごとじゃないと思います。彼は10年間全試合出場の記録も作ってると...。本当にただごとじゃない。神業に近いものがあると思います。

このイチローのニュース、日本では号外まで出るくらいのお祝いごとになっているとのことですが、実は心から一番喜んでいるのは海外で頑張る日本人じゃないかなって思うのです。

一昔前は、「日本人で知ってる人いる?」との質問に「ヨーコ・オノ?」「ヒロヒト?」「SONY?」(冗談抜きですよ)みたいだったのが、最近では日本通でない人でもたくさんの日本人の名前があげられるようになってきて。それは本当に海外に居る日本人の一人として誇りであり、とても嬉しいことなんです。

野球界で言えば、イチロー、松井ゴジラ君、マツサカ、野茂くん(もうアメリカ去っちゃったと思いますが、わたしは個人的には、アメリカ開拓日本人としては一番彼を尊敬しているかもしれないな)などなど、最近のスポーツニュースをみてるとキャスターがたどたどしく日本人選手の名前を色々発音してて、「すごいもんだ!」と思います。

映画界では、謙さまこと渡部謙のハリウッドでの活躍ぶりは素晴らしいですよね。あんなハリウッド大スターたちと肩を並べて堂々と大スクリーンに登場。本当に感激してしまいます。オスカーの場でも、宮崎駿監督作品をはじめ、キタノ・タケシの知名度もすごいし(昨日もHBOで映画やってました)、「おくりびと」がオスカー受賞したし。

音楽界でも、小沢征爾氏を知らない人は居ないだろうし...。

そんなことを言えば、今年のWorld Cupの日本チームの活躍ぶりだってすごいものがありましたよね。サッカーの歴史と浸透度を見れば日本があそこまで行くって、まじ大したもんだと思います。欧州・南米のそれは日本とは比べられないから...。

そうかと思うと、日本からは、今の日本の政府が、国民があまりにも情けなすぎて、国が腐りきって、弱りきって悲しすぎる~~という話がぽろぽろ入ってくるし...。どうしたんだ!って感じです。

日本人はもっともっと外に出て、もっともっと叩かれて、もっともっと鍛えられて、もっともっと井の外にあるもの全てをその目で身体で経験しないといけないんじゃないでしょうか。そしたら、もっともっとイチローみたいな日本人がたくさん現れてくるんじゃないかな。是非そうなって欲しいものです。

月のあかり


さっきシェルターのナイトシフトから戻り、ジュリエットをお外に出したら、「あ!綺麗!満月だ!」ジュリエットにその辺くんくん嗅がせておいて、わたしは夜空をぼーっと眺めていました。

満月の夜ですね。

わたしは月のあかりが大好きです。きらきら輝く太陽の光線も刺激的だけど、夜空に静かに輝く、月のあかりが大好きです。全てをやさしく包んでくれるようなあの柔らかい光が、心に平穏を運んでくれます。ずっと見つめているだけで心が洗われていく気がします。

そんな「月のあかり」のようでいたいな...と思います。何もかもを優しく柔らかく包む月のあかり...。包まれているだけで安心できるあかり...。 


(桑名さんの唄で、『月のあかり』ってありましたよね。あれをカラオケ♪で熱唱できる男子かっこいいですよね!)

2010年9月23日木曜日

波に乗ろう♪

乗ってる時は乗りまくりましょう!これ大事ですよね。

ということで、最近乗ってるわたしは調子に乗って、例のUS FrontLine連載記事「ドギーパラダイス!人間と犬の快適生活と同時発号で、日本語で出る記事を英語に訳して載せる専用のブログを設置しようと企んでいます。へへへ。

いや、実は考えていたんですよ。せっかく書く記事が日本語なので、日本語がわかる家族・友達・知人だけにしか読んでもらえないな~、残念...って。そしたら同じ頭の回路を持つ人は居るものですね!「これ、英語にしたら?そして世に出したら?このデジタル時代、SENDのクリック一つで世界中に発信できるし。やるべき!」と。イエイ!やるべきかな~って自分の頭だけで考えていた時は確信半分以下だったけど、そうやって言われると「やっぱり!?!?じゃ、やるよ~~~!!!」って思えたました。ありがと~。

世に出すからには(たいそう~。誰も読んでくれない可能性大なのに...)きちんと書かないとな~と思い、「じゃ、英語の校正宜しくお願いしてもよろしいですかね?」と聞くと「よろこんでやります~~~~♪」という元気一杯の返事があったので、早速頑張って英語版書いてるのです!楽しみがまた増えた♪

ま、結局知り合いしか読んでくれなくったっていいや。それだけでも価値十分!


2010年9月22日水曜日

ピットブルはスポーツカー

ほんと!すごい!当ってる!と思った解説なのでここに書き留めておきたいと思います。先日TVを観ていた時に、犬のプロがピットブルについて語った解説です。

ピットブルはスポーツカーのようなもの。もし、本当に責任をもって、しっかりハンドルできる人が運転すれば、あれほど面白い車はない。でも、無責任でいい加減な行動をしたがる人や、運転能力のない人がハンドルを握ってしまえば、大事故につながりかねない。ピットブルはそんなスポーツカーのような犬種だ。もし、犬を良く知り、責任をしっかり持てて、体力的にもあの犬種をハンドルできる人が飼えば、あれほど面白い犬種はない。でも、悪用するためだとか、あの犬種の飼い方が分からない人が飼えば大きな問題を起しかねない。

確かにその通りだと思います。わたしが一番大好きで、一番理解できる犬種だけど、シェルターでアダプション・カウンセリングする時も、「ピットブルは誰にでも...って薦める犬種ではないのです」と話しています。

(わたし、スポーツカー好きじゃないんだけどなぁ~。不思議...)


超笑えるグループ・クラス

ここ東海岸、今日はひさしぶりに「夏」を思い出させる陽気?熱気?うれしい♪ というと日本のみんなに反感買いそうですが、東海岸の夏は本当に素早く去ってしまい、最後の方ず~んと淋しくなっちゃうので、たまには「夏」を甦らせて楽しませてください~。

ところで、師匠のトレーナーが3人目の子供の出産間近になり産休に入ったので、これからはわたしが一人でグループクラスを担当することになりました!やり~♪ 今までも彼女が休んだり、他のことをしないといけない時は、時々ピンチヒッターで教えていましたが、これからしばらくは「レギュラー担当」。わくわくです。マイ「クラス出席表」と「内容詳細フォーム」なんかも作って張り切ってます!へへへ。

さてさて、第一夜。

「生徒」さんは、5人。その中におばあちゃんが一人。きっと80代でしょう。背中もえび状態。手も震えます。でも、がんばる!って気持ちだけは誰にも負けません!そのガッツは素晴らしい!でも、やっぱりあのお歳で他の人や犬と一緒に混じって色々やるのは無理???

おばあちゃんのパートナーのわんちゃんは10歳になる超人懐っこい可愛いプードルのCoCo君。 まず5人を半分にして、部屋の両壁に一列ずつに並んでもらい、向かい合ってもらいました。おばあちゃんに「ここがあなた達のスポットね」と誘導してもそこにじっとしてくれない~~。ちょこちょこって角の方に行ったり、隣の人の方に寄って行ったり。「STAY!!!」って叫びそうになりました(苦笑)

片方の列は待機してもらって、もう一方の列だけ前進。Uターンしてまた元の位置に戻る。あれ?おばあちゃん一緒に動いてる。あ、こっち側から前進してる人と犬とぶつかる~~~。こわい~~。「あの、そちらの列は待機ですよ。号令かかるまで待っててくださいね。」「あ、ごめんなさいね~」とおばあちゃん。

今度はおばあちゃんの居る側の列が前進。Uターンで元の位置に戻って、犬を”Sit”もとの位置に座らせておしまいと思えば、おばあちゃんは何度も何度も行ったり来たり。前まで行って手を引っ張って元の位置に戻ってもらいました~~。ねえねえ、しっかり説明と号令聞いててね...と心の中だけで言いました。

「さ、今度はSit&Stayやってみましょうか」。まずデモンストレーションをして、一つ一つの動きを説明しながら見せるのですが、おばあちゃんは一緒になってやってしまいます。「とりあえずは見ていてください」「あ、はいはい」と言いながらもじっと見ているということが出来ないのですよね。一緒にやっておかないと不安なのでしょうか?こっちは半分「もういいや、好きにしてください~~」って感じです。

「では、次はみなさんの番!今見たとおりにSit&Stayをやってみましょう!」他の生徒さんたちはパーフェクト!あれ?おばあちゃんのパートナーCoCo君ぴょんぴょん飛び跳ねてるし...。「とりあえずSitだけでもやってみましょう。じっと座ってられるようになったら、次のStayに進みましょう」何度やっても無理。よし!これは超訓練されているやりやすい犬をパートナーにしてあげたら出来るかも。そしたらおばあちゃんも少し自信がつくかも!と従順でトレーニングの行き届いた犬2匹をトライしてもらいましたが、結果は惨敗。他の人となら完璧になんでもこなすその2匹も、一匹は途中でどへ~と寝そべってしまい、もう一匹(中年のビーグル君)はわんわん、わんわんと唄い始めてレッスンにならない。おばあちゃんは、そんなわんちゃん達が超可愛いようで、孫とでも遊んでるよう。これだ~~。犬は遊んでるとしか思ってない~~。レッスンのレの字も通じ合ってない...。くくく...。

わたしがおばあちゃんにばかり気を取られると、他の人たちが手持ち無沙汰になってしまうので、両方への対応が大変。おばあちゃんを放っておくととんでもないことになってるし...。だからと言って個人レッスンしてしまうと他の人はぽか~ん。いや~~~グループレッスンは難しいですよ...。みんなのレベルがぴったり一緒ってことはまあないだろうし、個性もあるし、説明しっかり聞いてくれる人、全然耳に入ってない人...。これからほんとすんごい勉強だってあらためて思いました。

しかしわたしは一度も「きれる」こともなく(切れたら駄目ですよね!ははは)、なんとか一時間ちょっとを切り抜けました。 Patience is a virtueという文字が頭を何度も駆け巡ってました(笑)。でも、こっちも超必死だったんだけど、あまりにもおばあちゃんが面白過ぎて、実はお腹の中ではけらけらけらけら笑い続けていたのでした。

おばあちゃんに「じゃ、また来週ね」と言うと「そうね。考えとくわ」と言われてしまいました~。

来週も来てよね!そしてまた大笑いさせてください!

2010年9月21日火曜日

The Lost Dogs / by Jim Gorant

届きました!Amazon.comで注文していた本、今日届きました!


わたしが本のお話をするのは珍しい...。そう。恥ずかしい話ですが、わたしは本当に本を読まないのです。読めないのですって言った方が正しいかもしれません。読みたいんです。図書館も本屋さんも大好きで、行くと、「あ、これも面白そう!あれも面白そう!」とか思うし、一杯読みたい本はあるのに、なぜか読めない...。集中力がないのか...。

うちの家族はみな本当に読書家で、特に母、姉、妹の読書家ぶりには頭があがりません。父も昔はわたしのようだったのに、今ではしっかり読書家になっているとか。羨ましい。お、もしかして弟とわたしは同類かも...。

よくこんな読書出来ないわたしが、大学院で、それも思い切り本を読まないと話しにならない「文化人類学」たるものを専攻し、研究し、論文なんか偉そうに書いてたものだって自分で呆れます。

ま、そんな前置きはいいとして、そう、わたしがこうしてここで紹介したい!と思う本、今日届きました。まだ読んでないのでレビューは書けないのですが、とにかくいち早くご紹介と思いました(でも、なんか一気に読んでしまいそうです。この間も面白い本を見つけたら2日で一気に読めました!最後には泣いてたし、勝手に「映画化するならこの人はあの俳優で...」とかやってました)。

ここアメリカではとってもポピュラーな「Sports Illustrated」という雑誌の記者Jim Gorantが、例のMichael Vickのドッグファイトの一件を、スポーツ記者として(フットボール選手の事件ゆえに)追っていたと。それから視点がシフトし、Vickの犬達に焦点を合わせ、犬達の行方を追うことに。2008年の末に、その雑誌Sports Illustratedで、この本の著者の犬達の特集記事が組まれ(もちろん持っています)、その反響があまりにも大きかったために、彼は本を出版しました。それが、今月発売されたこの本です。

この2-3日は、彼を含め、Vickの犬達のレスキューに関わった著名ピットブル専門家が色んなテレビや講演に出演し、本のプロモをやっていました。わたしが属してるFacebookグループページ多数も、待ちに待った本の登場にやんやと大宣伝しています。Amazonで買うと、少しだけど収益がピットに利用されるとも聞きました。

とにかく読んでみます。それからこのMichael Vickと、ドッグファイトと、ピットブルについてのわたしの思いを書いてみたいと思います。

今日は徹夜かな...。

2010年9月19日日曜日

めざせ日本のDog Whisperer!

ブログの感想メールなどをいただき、その中に「ちょっと知らない間に”プチ・セレブ”になってない?」とかというコメントが...(って全然プチ・セレブでもなんでもないけど...。)なので、調子に乗って、それならまた有名人と撮った写真載せちゃいましょう!

去年の11月にニュージャージーに講演に来ていたDog WhispererことCesar Millanと撮った写真で~す!


日本ではどれくらい彼の名前広まってるのだろう???知ってますか?National Geographicチャンネルで彼の番組やっているという情報は入っているのですが。

アメリカでは、犬飼ってなくても、犬好きじゃなくてもほとんどの人が彼の名前は知ってると思うし、番組も見たことあるんじゃないでしょうか?一躍超セレブになっちゃってますよね。本も一杯出してるし、TV番組持ってるし、DVD一杯出てるし、CMも?ちなみにCesarのサイト、http://www.cesarsway.com/

私が彼のことを初めて知ったのは、車を運転しててDJの人たちが興奮して彼のことを話してたのがきっかけです。まだDog Whispererの放送が始まったばかりの頃だったと思うのですが、DJが「あの番組見たことあるか?彼はとにかくすごい!牙むいてるピットブルでも、ロットワイラーでもちょちょいのちょいで手懐ける。あんな人みたことがない!」と 。それを聞いて、猛ダッシュで家に帰ってGoogleして調べましたよ。それからというもの、勝手に「師匠」にしちゃいました。彼の書いた本は全部読みました。番組もほとんど全部のエピソード観てると思います。いや~彼から学ぶものは一杯!!!

でも、巷では賛否両論あるみたいです。 彼のキャラとテクニックが「強すぎ」で「やわらかい」トレーナー軍団からはかなりの批判出てるみたいです。後、素人なのに、何か自分もCesarが持ってる「魔法」を持ってると勘違いして、同じように犬をリハビリしようとして大変なことになったりとか...。

そう。彼の犬の理解度と扱いはただものではない。天性の才能を持って生まれてきたのだと思います。もちろん思い切りの勉強と経験がここまで大きくしたと思うけど、でも人には説明できない「持って生まれた才能」が絶対あると思います。

去年の11月に近くのコンサートホールに講演に来るということで、うちのシェルターから総勢25名連れだって見てきました。すんごい小柄な彼だけど、ステージに立つとやっぱりオーラがどば~と感じられて大きく見えます。エネルギーを感じられただけでも行った価値あり!ですが、お話も上手で結構コメディアン。笑わせてくれました。残念だったのは、せっかくなんだから、愛犬を連れてくるか、または地元の犬を1-2匹ステージに上げてデモしてくれたら...と思いましたが、わんちゃんは全くなしでした。

さてさて、どうしてこの写真を撮ったか。いつものわたしの「ガッツ!」ですね。いや、執念ですね(苦笑)講演が終わったCesarは、高額のチケット所持者だけの特別ブックサインルームみたいなところにたちまち行ってしまったのですが、どうしてもCesarと写真を撮ってシェルターに飾るぞ!という強い希望があったわたしは追いかけましたね。でも、追いかけてもその部屋に入るにはリストに名前が載ってないと無理。セキュリティーの人に「No、No」といわれました。でも食い下がらない私は、「どうしてもCesarと写真を撮ってシェルターに飾りたいんだ」と懇願。それを聞いていたエージェントみたいな人が、「ふんふん、シェルターか。これは邪険にしてはCesarの顔丸つぶれだな」という感じで、わたしの懇願を取り扱ってくれたのでした~~。特別にその部屋に入らせてもらい、写真撮ってちょっとだけCesarと立ち話。とっても気さくでいい人でした~~~。そして、一気にエネルギーを伝授してもらったような気になって、「絶対日本のDog Whispererになりますよ~~~!」と思えてきたのでした。ははは。

追記:この講演でも奥さんの話一杯してたのに、彼ちょっと前に離婚したんですよね。う~ん、ちょっと...と思っちゃいました。犬とは最高のコミュニケーション取れても、15年くらい連れ添ってきた奥さんとの関係は上手くやってけないの???と。結構がっかりしたファンが多かったと思います。

2010年9月17日金曜日

母娘の写真撮影日♪

今度連載を始めることになった雑誌、U.S.FrontLine の編集の方が、なんとわざわざこんなニュージャージーくんだりまで、わたしとジュリエットの写真撮影のために来てくださいました~~~。申し訳ない~~。こちらからマンハッタンまで出向きますとお伝えしたのですが、それだとジュリエットの写真が撮れないということもあり、来ていただきました。

昔はフォトジェニックで、カメラを向けるとポーズをとっていた(ように思う)ジュリエット、やっぱりおばあちゃんだから「もう、いらんことさせんといて~~。ほっといて~~~」と思ってるのか、何にも情熱がなくなったのか...。終始ぼ~~~としていて、「お~~いいじゃん!」というような写真を撮っていただけなかったのが残念。雑誌に載せていただいて世に出るというのに!!!(でも彼女はそんなこと知っちゃいないですから...)


第一回の記事は、ジュリエットとわたしの写真付きで(いえ~~~い♪)来月頭に街に出る予定です~~!

2010年9月16日木曜日

う、うれしい♪

またまた新しい生徒・クライアントさんのデーブさんと愛犬フィル君の話です。

いや~うれしかったんですよ!そろそろ初めてのレッスンから一週間だし、ちょっと様子みるためにメールと思ってお昼過ぎにメール入れました。するとすぐに返事が来て、「さすがにこんな短期間で何もかも180度変わった!というわけには行かないけれど、でもフィルがすごくその気になってるのがわかる。こちらの言う事に耳を傾けるようになってきた」と。よしよし!頑張ってる~。うれし~。

で、その次の行を読んで「やり~~~~!!!!」と思いました。

「今からフィルを獣医さんのところに迎えに行かないといけないので、進歩状況の詳細はまた書きます。今日、去勢の手術したんですよ!」と。

そう。フィル君去勢されてなくって、この間のレッスンの際に一番最初に聞きました。「デーブさん、フィル君去勢されてないようですけど、何かこれと言って理由があってのことですか?」と。デーブさんは「いえいえ、別に深い理由はないけど、してないからって何も問題なさそうだし、あえて手術に連れて行くまでもないかってそのままになっていて...」と。

ここでわたしが、いつも誰にでもアドバイスする”決まり文句”の登場。

「愛犬を愛しているのなら、わたしを信じて何も聞かないで去勢・避妊手術してください!」

Spay/Neuter(去勢・避妊)については、あらためてDoggie Projectのサイトに詳しく利点・欠点を記載したいと思っているのでまた参考にしてもらえれば幸いなのですが、このニュースは感動しました。

デーブさんにも前回のレッスンの際、ポイント、ポイントで去勢の薦めをお話し、シェルターでも薦める「Spay/Neuter専門クリニック」のインフォメーションを渡しました。その時の様子からは、こんなにすぐに予約をとって行動に移してくれるなんて思わなかったので、これは嬉しかったですね~~~。メッセージが伝わったんだ!って。

2010年9月15日水曜日

旅の話 その① -首都、ワシントンDC

旅行が大好きで、お金と時間さえあれば世界中旅行しまくりたい!といつも思っていますが、最近色々でなかなか出来ていない。でも、機会を見つけて、昔の旅行記、これからの旅行記なども書き綴っていきたいなっと...。

ということで、一番最近の旅行らしい旅行は、7月のワシントンDCへの旅です。この間もふれた20年近い戦友、よしこ姫の日本帰国間際に「ありがと~」を言いに行こう!の旅でした。



日本やカリフォルニアに居た時は、DCって云ってもあんまり印象も強くなく、ふ~んってくらいの街だったのですが、まず、1999年に西から東に車で大陸横断の旅をした時に立ち寄り、「お~」という印象を受けました。それからよしこ姫が引越して来て、何度も遊びに行けて、隅から隅まで連れてってもらって、DCという街が本当に大好き!になりました。4年前に父と母が遊びに来た時に、ナイアガラに行くか、DCにするかでDCを選択。これが正解だったみたいで、二人も本当に感動していました。今でもTVでDCが出てくるたびに感慨に耽るらしいです。

DCの何がそんなにいいか...。これはボストンにも共通すると思うのですが、なんか背筋がぴんと正しくなって、自分がちょっと偉く?なったような気がするんですよね。ボストンは、もう街にいるだけで、「超勉強したくなる気にさせてくれる」し、DCは「なにか自分まで重要人物になったような気、歴史と政治の一部に居れる気」がするというのか...。それになんと云ってもアメリカの首都。どこもかしこも本当に綺麗に整備されていて、どこに居ても気持ちがいいですね。 全てがぴかぴかです。それに大抵の施設への入場料は無料!これはさすが!という感じ。(その代わり消費税はアメリカ一の10%ですが...)

NJからDCに行くのに、色々試しました。初めての旅はグレーハウンドのバスを利用。渋滞がないなら安くていいけど、渋滞に引っかかるとしんどい~~。それからはアムトラックの列車で行き来。バスより高いけど、時間は正確だし、スペース的にも、中で動けるのもバスより超楽チン。3時間で着きます。そして今回初めて愛車、FIT君でぶ~んと行ってきました。途中トイレ・コーヒー休憩入れ4時間ちょっと。道は快適、眺めもなかなかで悪くないですよね。今回は全くナビに徹し、一度もハンドル握らなかった身なのでまたまた超楽チン♪

いつもちゃっかりしている私は、旅行会社に勤める親友から4星ホテルのただ券たるものをゲット!ロケーションはDCで一番にぎやかでおもしろいDupont Circleにあり、周りは各国の大使館だらけで、それらの建物を見てるだけでうっとり~ってな感じ。ホテルは「おもったよりちょっとがっかりだわね...」だけど、ルームサービスで部屋まで運んでいただいた$85の朝食までただ!だったんだから文句言うなって!感じです。ははは。

 
しかしなんという運か...。その週末は今年の東海岸で最も暑く、その暑さが半端じゃない!というくらいの異常激暑で、夜中の12時に外が95度とかで、湿気もひどい~。どへ~。次の日は大好きなDCを思い切り散策!と張り切っていたけど、なんと110+度でやっぱり湿気もひど~い。さすがに参りました。 それでもガッツで廻るべきところは廻ってみるべし!と歩きましたよ。パンツまでべっちょり汗かきました(苦笑)とりあえず、ワシントン記念塔から始めて、第二次世界大戦記念広場、コリアン戦争記念広場を必死こいて廻り、次はベトナム戦争広場...。「もういいか。前も見たし、映画で見てるし...」といい加減。で、やっとの思いでリンカーン記念館に到着。



リンカーン記念館の前にあるプール、映画「Forrest Gump」でJennyが、演説してるForrestを見つけて「Forrest、Forrest」と駆け込んでいくプール。一度やってみたい!と意気込んでたけど、暑すぎてそんな気力もなし(やってたら捕まってたと思いますけど...。)

いつもなら押せや押せやの混雑ぶりのリンカーン記念館も空いてる~。それにみんなつらそ~な顔。今回初めてリンカーン記念館の前の階段に座って景色を眺め、感慨にふける人が一人も居なかったです...。


本当はスミソニアンの美術館やら博物館やら廻ったり、キャピタル(国会議事堂)まで歩く予定が...。無理無理。屋台で冷たい水買ったり、アイスクリーム食べてへたってました。

よしこ姫と子供たちに会いに行く前に、ジェファーソン記念館にも寄ろう!(実はわたしはこの場所が超お気に入り!DCに行く機会があったら是非是非。ポトマック川をはさんで見るワシントン記念塔などほんといい感じなんです)それも暑さのために、もういいかっ...てな感じ。冷房きいた車から降りられない~。

なので、冷房きいて気持ちいいよしこ姫宅で、美味しいものがどんどん出てきて、ビールもどんどん出てきて(家を空っぽにしないとだったので、ビールの消費手伝ったってわけです!)お尻に根がはえて超のんびり~~~させてもらいました。子供たちとも一杯一杯遊べたし~~~♪ あの激猛暑のお陰でした。よかった!

家を空っぽにするお手伝いに、Dysonの掃除機もお引取り、缶詰死ぬほど、日本食死ぬほど、トイレットペーパー死ぬほど、帰りの車ぱんぱんにしてNJに戻ってきたのでした~~~(椅子とか棚とかももらって~と言ってくれたけど、車に入りません!残念でした~)。

よしこ姫が居なくなったDC、また行くことあるのでしょうか。でも、また是非是非訪れたいです。

今回は行かなかったけど、硫黄島の記念像の写真。イーストウッドの映画「硫黄島からの手紙」よかったですよね。

継続は力なり!

「継続は力なり!」「石の上にも3年!」結構好きで、信じている教訓です。

さて、わたしがちょっと誇れる「わたしの継続は力なり!」はと言うと、ジュース。ジュース?って思われるかもですが、400ドルとかの絞り出し特別ジューサーで作った野菜やフルーツ新鮮ジュースを飲む!という習慣を作ってかれこれ4-5年?になったかと思います。出来れば毎日飲みたいところなのですが、材料がつきてしまうことがあったり、また準備に結構時間がかかったりという難点もあって、365日!というわけには行きませんが、なるべく時間を作って続けています。そして、きっとこれからもずっと続けると思うし、周りに「伝道活動」もしちゃってます。絶対いいからやってみて~という言葉に、ジューサーを購入、同じように習慣にした友達も数人います。

このジューサーというのが、ブレンダーとは全く違い、野菜や果物のジュースだけを搾り出してくれて、その濃縮したものを飲むんですね。だからコップ一杯に使う野菜や果物の料はかなりのものが要ります。

野菜ジュースを作る際は、野菜のみで。りんごとレモンは一緒にしてもいいし、した方がいいと。フルーツジュースを作る際は、フルーツだけにすると。野菜ジュースの効果は、エネルギーを与えてくれるというもので、フルーツジュースの方は、身体のクレンジング効果が得られるということです。

材料は基本的に何でもいいんですよね。わたしは必ずにんじんとりんごとレモンは入れて、後はセロリ、きゅうり、ほうれん草、ビーツ、などを野菜ジュースに使います。フルーツジュースはそれこそなんでもあり。


写真でもわかるかと思いますが、搾り出した後のかす(コンテナに入ってるものがかす)がすごく出るのです。最初は「なんか勿体無い~」と思って、その再利用方法をよく考えたものです。それで思いついたのが、ジュリエットのドギービスケットにぶっこむということ。


こんなビスケット、昔はよく焼いていました~~~。最近はすっかり...。悪い母親ですね。



このジュース、飲んだらすぐに本当に力が出てきて、いつもありがた~~~い!と思って飲んでます。風邪引いかたなって思っても寝込むことなんてほとんどないし。いつまでも若さを保てるし(?)ははは。やっぱりすごい威力あるんですよ。だから、いつも飲む際は「乾杯」じゃないけど、必ず自然の恵みに感謝~と一言お礼を言って飲みます。

2010年9月13日月曜日

問題認識の話のつづき

昨日書いたフィルくんとデーブさんのトレーニングの話の中で触れた問題認識の大切さの続きというか、追加なんですが、シェルターのボランティアの人たちや、犬を見にやって来る一般の人々と話していて良く耳にすることです。

犬の中には、様々な理由で「Resource Guarding(自分のものと認識したものを守るために行なう攻撃)」をする犬がいます。大抵は食べ物を守るのが一番多く、その次におもちゃ。自分のベッドや自分の領域。放っておくとその度合いがどんどんエスカレートし、守るものの範囲も広がっていきます。程度によっても違いますが、この問題行動を直すにはかなりの時間もエネルギーもかかります。

わたしは、シェルターで、新しく入って来たわんこたちのBehavior Evaluation(行動・性格査定)というテストを週一回やっているのですが、そのテストの中に、このResource Guardingをチェックする項目があります。一メートルちょっとくらいの偽物の人間の手がついた棒を使い、犬にご飯、おやつ、おもちゃをあげて、しばらく食べさせたり遊ばせたりして自分のものだということを認識させてから、それをその偽者の手で「横取り」しようとトライします。はいどうぞ...と素直にその場を立ち退く犬も居れば、歯を向いて、ウルルルル~と唸って守る犬も居れば、思い切りそのおもちゃの手にかぶりついて攻撃してくる犬もいます。(一番怖かったのは、その棒の一番先のところまで一気に登ってきて噛んだ犬と、食べ物が入っているクロゼットを発見。その前に立ちはだかって、わたしがそこに近づいたらじっとにらみつけて離れなかった犬ですね...)

さて、人間の先入観とは面白いもので、 その犬がフレンドリーで可愛らしい犬だったりしたらみんな信じないんです。「こんなフレンドリーな人懐っこい、遊び好きで天真爛漫な犬がそんな問題持ってるわけないんじゃないですか...?」と。百聞は一見にしかず!そんな時はもう実際に見てもらうしかない!(初めて見る時は結構う~~~と来るものあります。泣く人もいますから...。)テスト中「野獣」になっていた犬が、テストが終わればきゅ~~~んとすり寄ってきて遊ぼう!遊ぼう!となります。この二面性、しっかり見ておかないとなんですよね。

後、「おなか空いてたからじゃないかな...」と理由つける人、「誰だって食べてる時邪魔されたら噛み付きますよ」という人。

Resource Guardingと空腹は関係なし。骨と皮でやってきた犬でも、全く守らない犬一杯います。これは性格の問題なので。従順出来る犬は邪魔されても噛みません(テストでは大袈裟なくらいに食べてる犬の身体中を触りまくって、食器を横取り、口を思い切り押すなど色々やりますが、それでも抵抗しない犬は全く抵抗しませんから)。

デーブさんにも話したことですが、問題や「病」がある際は、他にもってる良い面でその問題をカバーアップしてしまったり、良い面をたくさん持ってる犬(人もですが)に「そんな問題が起こるか?」と思ってしまったら解決に時間がかかってしまいます。「それはそれ。これはこれ。」と客観的に問題認識が出来ると解決への道は明るいのではないでしょうか。

2010年9月12日日曜日

Acknowledgement(自認)は成功の第一歩!

わんこトレーニングの新しい生徒さん?クライアントさん?が出来ました。おにぎりみたいなデーブさんと、デーブさんの言う事全然聞かないフィルくん(爆)

フィルくんは2歳のビーグルとオーストラリアン・シェパードのミックスで、まじに落ち着きない...。目が終始何かを追ってる。デーブさんがほっと気を抜くと、リーシをぐいっ!狙ってたものに突進しようと思い切り引っ張る。35パウンドの小ぶりなフィル君に毎日振り回されてきたデーブさん、先日、とうとう肩が悪くなり手術したそうです。

デーブさんが初めてお電話くださった時に、「僕のレスラーのようなお友達でさえぐんぐん引っ張られてしまって、最後にはフィルが首輪をぶっちぎっちゃった...。だからいくらトレーニングしても無理かも?と思う反面、やっぱりこのままでは...」と。心の中では「35パウンドのビーグルミックスか!ちょちょいのちょい!」と思いながらも(えらそ~~~)、一応深刻そうに「そうですか...。それは困りましたね。とりあえず二人に会わせてください。その様子をみて、何が必要か、どうして解決するか考えましょう」という事になりました。

セッションをする公園にやってきた二人、話の通りフィル君ぐいぐい引っ張って、デーブさんはリーシを手首にぐるぐる巻きで必死。「いつもこんな感じで...。これ無理でしょ?直らないでしょ?」と。フィル君去勢されてなかったですね...。ふんふん、なるほど。ビーグルもオーストラリアン・シェパードもとっても「前向き」なハンター気質の犬種だし...。未去勢の2歳男子!エネルギー有り余ってるから大変なのは事実。でも、とっても賢い犬種でもあるので、こちらが明白な指示・メッセージを送り、彼がそのシステムさえ理解したら結構進歩は早いはず。

準備しておいたトレーニング用の首輪とリーシに付け替えて、何度も何度も短い距離を進んでは、フィル君が引っ張ったり、他に気が移ってしまったら即座にUターン。これを数度繰り返しているうちにフィル君はだんだん「コンセプト」を掴んで来ました。横で見ていたデーブさんも「あ!先は明るいかも?」という表情に。

デーブさんにスイッチで、「同じことしてみてください」と。一生懸命頑張ってくれました。でも、デーブさん、歩きながら喋る、喋る。これ一種の「照れ隠し」というか「防御」みたいなものだとも思います。わたしは厳しく「喋らない。リーダーたるもの威厳を持って、凛として練習に取り組んでください!ぺらぺらお喋りばかりのリーダーに犬はついてきませんよ」と。憎たらしいですよね。でもデーブさん素直に聞いてくれてありがと~。こちらも「一応プロ」だからマックスで学んで、習得してもらいたいって気持ちなんです...。

もちろん一回きりの練習で「お~~~~すごい!すっかり良くなった」とは行きません。でも、デーブさんも「何をすればいいのか」を把握してくれたようだし、フィル君も途中から「お、ご主人の態度変わったじゃん」って表情でした。一番最初に歩いてきた時の二人と、セッションの最後の二人「Before/After」でビデオに撮っておきたかったくらいになりましたよ!近くに座っていたカップルも「良くなったね~~。ずっと見てたんだよ」とお褒めの言葉。デーブさん嬉しそうでした。もちろんわたしも「やった~~~二人の手助けになれるぞ~~~」とるんるん♪

デーブさんがお電話でもセッション中でも終始言う事で興味深いことがありました。「こいつほんとにいい犬なんですよ。ほんとにほんとに。この集中力ゼロってのと、散歩の時思い切り引っ張って僕が手術しないといけないほどになったこと、首輪引きちぎって飛び出して車に引かれそうになることだけを除けば、ほんとにほんとにいい犬なんです...」と。すかさずわたしは「デーブさん、そんなことわかってますよ。フィル君が超いい犬ってことはみたら分かりますよ。全く疑ってませんよ。でもね、デーブさん、それはこういうことを同じなんです。もし、わたしが本当に優しくて、寛大で、頭が良く、周りの人に超慕われて、世界で一番最高の性格!だとしましょう。でも、わたしが買い物狂だとか、アル中だとか、ギャンブル狂だとか、何かどうしても直さないといけないような「病」をもっていたとしたら...。でも、彼女は最高の人だから...って放っておくわけにはいかないですよね。「病」は「病」として認めるところから問題解決は始まります!その二つの事実を切り離さないと、問題のカバーアップになってしまい、妨げになってしまいます。切り離して客観的に捉え、問題にだけ集中できる力が解決への道です!」(えらそ~~~~)

デーブさんはとってもいい人なので、そんなにえらそ~に言われてもふんふん笑顔で聞いてくれ、言ってる意味良く分かりますと。でもまた「ほんとにいい犬なんです」というから「ほれ!また!わかってますって」の繰り返し(笑)。でも、デーブさんに言ったのです。「デーブさんは、でも問題をしっかり自認して、これは何かしないといけないというところまで来てたのですから立派ですよ!問題を自認することが出来ないってケース、本当に多いじゃないですか。自認できないと解決できない。自認することが解決の第一歩なわけだから、デーブさんもフィルくんもここからは早いですよ!」

2週間後に進歩の具合を見て欲しい!とデーブさん。次のセッションの約束をして別れたら、デーブさんとフィルくん、駐車場で早速その日に練習したことを復習してくれてました。いい生徒・クライアントさんだ!

2010年9月11日土曜日

あれから9年...

今日も9年前の9月11日と全く同じような、初秋の快晴。突き抜けるような青空に少しひやっとした空気。違うのは、あの日は本当に空が街が静まり返っていました。あの日の皮肉なくらいな青空をいつまでも記憶してる人、きっと多いように思います。

わたしが「Doggie Project」を形にしたのも「9月11日」がきっかけだったのです。本当に色んな思いを込めてやらなきゃって始めました。

どこでどういう風に体験したに関わらず、色んな思いで、きっと世界のみんなはあの日を一生忘れないんでしょうね。

昨夜、川越しにライトみました...。

2010年9月9日木曜日

別れの年、出会いの年、再会の年

ブログいいですね♪ 2日前に始めてから、超お久しぶりになっていたみんなからどんどん便りが届いています!ありがと~~~♪ 重い腰上げて再開してよかった~~~。


さてさて、2010年は悲しいかな「別れの年」になっています。

5月にアニマル・シェルターで一番仲良くしてもらっていたご夫婦が、娘さん一家の居るノースカロライナに移住。家から歩いて5分圏内!という近さもあって、何かと立ち寄っては、わんこの話で1-2時間話し込んだり、わんこに寄付してもらってる地元ベーグルショップのベーグルをこっそりお裾分けしてもらっていたり、本当に娘のように可愛がって、心配もしてもらてえいた人たちだっただけに、最後にチャリンコ(マウンテンバイク乗ってるんです、最近)でさよならを言いに行った時の帰り道は、涙で前が見えないくらいになっちゃいました。

6月には、これもご近所で何から何まで超お世話になりっぱなしで、本当に色々と助けてもらいっぱなしだった日本人の家族が、一足先に引越ししていたお父さんの居るラスベガスに移住。淋しかったですね。こっちに家族が居ない、子供が居ないわたしにとって、このご家族との時間は本当に憩いの時だったので、どっと心に穴が開いてしまいました。

7月には、カリフォルニア時代からの親友というか戦友です、あの苦労あり、楽しいこと一杯ありの苦学生時代を一緒に過ごしてきた友達が、7年間過ごしたワシントンDCから日本に永久帰国してしまいました。カリフォルニアから一旦帰国。でも縁あって、再度渡米。それもわたしもちょうど東に移住してきた後で、ストーカー?と思いましたが、DCとNJであっても、彼女がDCに居ててくれたことは本当に心強かったんですよね。最初の頃は頻繁に行き来してたし。 彼女がDC最後の週末に、車をビューんと飛ばして会いにいけました。子供たちともやっと会えて、悲しいはずがとってもいい時間過ごせました。一生の別れじゃないもんね。

そして8月末に、このお友達も戦友ですよね。マンハッタンで働いていた時代の後輩。あの会社は戦国時代並みだったから、ほんと一緒に戦い抜きました。彼女が「アメリカ生活17年に終止符を打ちます!」と突然の発表をした時はびっくりした反面、実は嬉かったんです。ずっとずっと密かに彼女にその決断をしてほしかったから...。ほんとに帰ると決めたらアッと言う間に横浜に帰っちゃいました。まだNJのその辺りで飲んだくれてそ~(ははは)

でも、別れがあるから出会いがある!わたしの2010年は、素晴らしい人、たくさんの素晴らしいもの、溢れんばかりの素晴らしいこととの出会いだらけの一年にもなっています。

それに、ブログや他のネットワーキングサイトがきっかけになったり、自分の気持ちが何かどこかで整理され、一段と前向き!になったこともあって、2010年は、旧友との「再会」「リコネクト」の年にもなっています。これ、すごく大事、すごくいいなって思ってる今日この頃。昨日はLAに居る、昔は毎週4-5時間長電話していた友達から「年内に娘とそちらに行くかも!よろしく!」と連絡がありました♪ ジュリアード見学みたいです!これは超楽しみ♪

先々週だったかに、すんごく嬉しいメールが舞い込んで、メール自体はいわゆる「マスメール」ってのか「メッセージ転送メール」だったんだけど、大好きな人からのメールだったのでるんるん♪ (いつまでも乙女!きもい!)だったのと、その内容にふんふんうなずきました。その一部です...

There comes a point in your life when you realize:  

Who matters,
Who never did,
Who won't anymore,
And who always will.


As Dr. Suess said, "Those who mind do not matter.  Those who matter do not mind."
So, don't worry about people from your past, there's a reason they didn't make it to your future.

2010年9月8日水曜日

ブロードウェー・デビュー♪

なんか犬の話以外のことばっかり書いてますよね???失礼。「わたし=犬」じゃないところもみせておかないと、まじ「犬きち」扱いされちゃいますから...。

実は、今年の5月にブロードウェー・デビューを果たしました!いえ~い♪ そうです。豪華衣装で唄って踊って♪ だったらいいけど、裏方、裏方。

ひょんなことから、2012年頭公開予定の新作ミュージカルの裏方の裏方の裏方のお仕事に関わらせてもらえることに!ミュージカルは、「Allegiance」というタイトルで、まだ公式サイトが出来上がっていないようなので、出来たらすぐにお知らせしますが、第二次世界大戦中のカリフォルニアの日系人家族を取り巻くお話です。 主役はサム。彼はアメリカ生まれの日系人。彼の母親キミコは、いわゆる”ピクチャー・ブライド”で、アメリカに住む日系人タツオのところに嫁ぎ、二人の息子をもうけ、カリフォルニアでタツオと雑貨屋を営み幸せに暮らしていたのですが、そんな最中に第二次世界大戦が勃発。日系人は全てを奪われ、収容所にいれられてしまう...というところから始まります。

キャストは、スタートレックのSuluこと、ジョージ・タケイ、ミス・サイゴンのリー・サロンガ、これからが楽しみの若手ミュージカル・スター、テリー・リュンなどなど。

で、わたしは何をしたかというと、その台詞全部を日本語に訳す!という任務を頂戴いたしました(その訳したものが字幕として宣伝用DVDに焼き付けられるというわけです)。結構大変だったんです、これが。まず、期限が決まっていて、10日間くらいで仕上げないといけない。やるのはわたし一人(「こんな表現でいいかな?」と相談する日本人が誰もいない!)。後、やっぱり期待かかってるし、いいものに仕上げなきゃって気持ちがすんごく強かったのでプレッシャー!

しかしわたしにはすごい助っ人が居て、日本にいる姉におんぶにだっこでした。ははは。受け取っていたDVDは絶対に外部に流してはいけないという厳しい決まりがあって、姉は役者さんの演技をみることができない。なのに、元の英語のニュアンスを、この場面では何を表現しているのかってことを本当に手にとるように把握してくれていたので、わたしが訳したものを「それらしく」絶妙な日本語にしてくれました!

その翻訳作業を一生懸命でやっていた最中に、プロデューサーさんから、スクリーニング・パーティーにご招待いただきました。マンハッタンの超豪華ア パートのプライベート・スクリーニング・ルーム。プロデューサーの方全員に会わせていただきました。無茶苦茶リラックス~できるレザーの座席が50-60席あって、ちょっとしたレセプション・スペースと、 バーとかもあって、庶民のわたしには「な、な、なんじゃこれ???」でした。ワインを飲みながら宣伝用のリーディング会のDVDを鑑賞し、その後意見を述べ合うちょっとした雑談会 があって、そしてボーナスに、テリー君のライブパフォーマンスがありました!歌の後、思い切って話しかけたら、なんと気さくなナイスガイ!RENT公演 で日本に1-2ヶ月居て、日本の大・大・大ファン。話が超盛り上がり、メルアドまで交換して、そしたら次の日、テリー君からメールくれました♪ これがその 時撮った写真。




スクリーニング・パーティーで全部通して観たときも感動で涙~~~でしたが、自分の字幕がしっかり載り、それがキャストの台詞とぴったり合っている、感動の歌ともぴったり合っている!というのを観た時は、PCに向かって一人わんわん涙していたわたしでした。おはずかしい...。

10月にキャスト・スタッフ全員、またNYCに戻ってくるらしいです。また招待してください~~~♪ そしてわたしをレッドカーペットに連れて行って~~♪

2010年9月7日火曜日

変てこジュリエット

ジュリエットは、今年で多分12歳半から13歳になったと思います。今年一気に「老犬化」を見せ始めました。そしてわたしはおろおろの連続の毎日(彼女の前では、そんなところ全く見せないように頑張ってますけど...)

まず、足腰が弱ってきました。お散歩、今でも朝夕各30-40分行ってるのですが、距離を言えば前の5分の1?進まない~~~。えっちらおっちら、とぼとぼとぼとぼ。それと、やたらと何でも臭いを嗅ぎまくるようになり、だから前に進まない~~~。 わたしは一言「忍耐」です。

アパートの前に3段階段があるのですが、彼女にとってそれを登るのは富士山に登るようなものみたい。ふ~~とため息をついて、先に上に登ってるわたしを見つめて、意を決して登ってきます。で、たまによろけて落ちます。

もっと面白い事をし始めました。

テーブルや机の下にもぐりこみ、椅子の足の中に顔をつっこんでじっとしてるのです。彼女はすっかり「後退する」という概念を忘れてしまったみたいで、数分じっとした後、後ろに下がれないから前に進んで出ようとするのですが、そうすると身体が椅子の足に挟まれたような状態になり、もがき苦しんでなんとか必死で出てくるのです。これほとんど毎日やるようになりました(あ~~~)

ドアの開かない方に行ってしまって、そこにじっと待機して...わたしが戸を開けるとそちらが狭くなるので慌てふためくのですが、開いた方に移動するってことが即座に判断できない~~~。で、わたしに引っ張られて脱出。

一応、この「ボケ」用と足腰の関節炎用の薬は飲んでます。

ほんとこんな「変な行動」が一杯になってきました。

それでも毎度の食事はしっかり食べるし、おやつは飛び上がって喜ぶし、クラシック聴きながら幸せそ~に一日お昼寝してるし、なんと言ってもシャイニーな毛並みに全く変わらないスリムでカッコいいボディー。だからみんなまだ5-6歳って思うんですよ。

でも、確実に老犬の道を歩んでます。そして本当にわたしをおろおろ、おろおろさせています...。


わたしはキャリー♪

と思ってるのはもちろんわたしだけ(笑)

でも、すごいニュースなんです!!!マンハッタン拠点の日系の雑誌と連載記事掲載のお話が決定!!!ふふふふふ、日本版SATC、日本版キャリー♪だったらいいんだけど、BoysやSexのお話じゃないんですよね、残念ながら。

やっぱり話題はわたしが一番得意とすること。そう、わんこです。( いえ~~い!)

「犬の専門家」としてどんどん売り込まなきゃ~って思い、色々なマーケティング活動開始。不仕付けに日系雑誌関係社に「連載記事書かせてください!」と提案したところ、2社から早速良いお返事が!そのうちの1社は10年前に文化人類学の研究課題で特集記事も書かせていただいた、US FrontLineです。早速編集の方と色々詰めて、企画書と実際の記事を2-3件見せてくださいと。

がんばりました~~~~(日本の姉と妹の力かりまくりで!ありがと~~!)

そのお陰で、Nothing but GREAT thingsだけの返答がありました。是非是非連載で掲載させてもらいますと!いや~~この週末のビールの美味しかったこと。躍り上がってます♪

一応タイトルは今のところ「ドギーパラダイス ~犬と人間の快適な生活~」ということで、10月5日号から隔週毎号連載。犬と快適に暮らすために人間が知っておくべきことを色々書き綴って行きたいと思ってますので乞うご期待!

それで...

こんなエキサイティングなニュースやら、色々すごく刺激的なことが続いているので、一大決心しちゃいました! この田舎ニュージャージーを出ます!そしてニューヨークシティーに引っ越すぞ!こうして公表したら絶対実現せずにはいられないでしょ。やりますよ♪

ブログ再開!(わくわく♪)

2001年に初代Doggie Project (www.doggieproject.com) を作った時は、それはそれは結構マメにブログなるものを書いていましたが、だんだん色々なものに邪魔されて、長い間すっかり消えてしまってたんですよね。色んな人から「また書かないの?」と言ってもらっていたんだけれど、なかなか重い腰があがらず...。でも、この週末、本当に色々気持ちを刺激してくれるものがあって、超前向きモード!!!色んなことを再開・開始してみよう!と思いました。

なので思い立ったが吉日!新たにブログ作りました!

これからどんどん思いついたこと、面白いじゃないって思ったことなんか書き綴っていきますね。宜しく~♪