2010年11月14日日曜日

家族愛


金曜の夜、マンハッタンのOff-Broadwayのショーを観てきました♪

Off-Broadwayの劇場でオペラです♪ ちょっと意外ですよね。今年何度もパフォーマンスを見せていただいているオペラ・カンパニー、今シーズンのオープニング・パフォーマンスは、プッチーニの、かの有名な作品『La Boheme』に初挑戦!彼らは、従来のオペラのイメージ改革、また誰もが気軽にオペラに触れられる機会を提供し、その素晴らしさを体験してもらいたい!という願いを掲げて活動しているので、このプロダクションも一捻り!オリジナルのプッチーニの作品を現代化し、ブロードウェー・ミュージカル『RENT』風に仕上げてあります。耳慣れたメロディーがもりだくさんで、山場のロマンティックな歌は「うわ~~~♪」って涙が出るほど素晴らしく、ストーリーラインもフォローしやすく、コミカルな部分も多々で、最後までひきつけられっぱなしのパフォーマンスでした。満員御礼、チケットSold outとも聞いて、よかった~~~♪と。

歌手のみんなは全員ボランティア(プロボノ)で舞台に立っています。お客さんからの入場料は劇場費用と、音楽監督と演奏の人たちのみに使われていると聞きました。一つのプロダクションを完成させるために、数ヶ月前からみんなで集まり、製作会議、キャスティング・オーディション、リハーサル、宣伝活動、などなど...すべて自分達で、無償でやっています。多分歌手・アーティストの人全員が他の仕事を持っていて(でないと食べていけないからね...)、その間で費やせるだけの時間をオペラのために捧げてるという感じです。

世界は全く違うけれど、わたしは犬の世界で同じように「無償(わたしにとっては無償ではないのですが、世間一般から見たら、$の見返りなし=無償と取られるかと思います)」で、自分の人生一番の生きがいや楽しみを実感しながら、情熱を注いでいるものとして、このオペラ・カンパニーの歌手・アーティストのみなさんの気持ちや情熱が痛いほど良く分かります。なので、いつパフォーマンスを見せていただいても、彼らの「音楽への愛」がこころを突き刺してくれるし、思い切りインスピレーションを与えてもらい、心の底から応援したい!そして自分も負けないで自分の世界で頑張るぞ!と励みをもらえます。(わたしの願いは、一日も早くこのカンパニーが今より10倍広い劇場でフルオーケストラをつけて公演できることかな...)

さて、このオープニング・ナイトのスター☆は、主役のロドルフォ役を見事に演じたエドガーだったと思います。彼にとって、この夜がこのカンパニーでのデビューの夜!250人以上集まったというオーディションで見つけられた輝く星☆ですね。カンパニーのトップたちもオーディションで彼が歌い始めたとたんに「WOW!!!何が何でもジョインしてもらうしかな!」と思ったとのことです。

見るからにラテン系!と絵に描いたような彼、客席にどうも彼に良く似た人がごろごろ。そして最後の挨拶の時にも「わーわー」と声援を送っている塊が...。もしや...と思い、ショーが終わって、舞台で歌手のみなさんとお話しに行った際に、エドガーの横できゃっきゃと大喜びの方に「お母さんですか?」と聞くと「そうです!息子なんですよ!」と。いや~~~嬉しそう♪ もう超自慢で感激ってのがひしひし伝わってきました。この母にして、この息子さん!という感じで、とっても気さくな感じ。ショーの後、横のお店で集まって食べてるからおいでよ~っと誘ってもいただきました(行かなくってごめんなさい~~)。弟さん、お友達、その他諸々たくさんの「応援団」を引き連れての息子の晴れ舞台に来てくれたお母さんに、こんな親孝行もないだろうな~っと。記念にと二人の写真を撮ってあげたり、一緒に撮ってもらったり、母の感激をしっかりシェアさせてもらいました~~。

(このブログを読んでくださってる人で、彼らのショーに興味があれば教えてください~~!是非一緒に観に行きましょう!感激間違いなし!)

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