2010年12月26日日曜日

The Fighter (2010)


では、ここで公言しておきます。わたしはCristian Baleがゴールデン・グローブなりオスカーなりで絶対にサポーティング・アクターの賞を取ると思います。

ひょえ~というくらい上手かった。というか、彼いつもかっちょいい、二枚目役じゃないですか。個人的には好きじゃないけど。それがアメリカの貧しい地域のドラッグアディクトのへらへら調子のいい兄ちゃんの役がもうはまり切ってました。上手すぎ。映画一緒に観た3人でうなずき!

お母さん役もすごすぎ。あんなおばちゃん一杯居る、居る。Mark Wahlbergはいつでも本当に安心して上手い。この映画では特別感はなかったですが...。

このお話も実話で、他のボクシング映画、ラッセル・クロウの「シンデレラマン」とか、デンゼル様の「ハリケーン」とかもそうだったし。「ミリオンダラー・ベィビー」は実話ではなかったけど、ボクシングの映画は全部“貧しい”“ボクサーとその家族”がテーマで...。そのどうしようもないところがほんと観ていてなんとも言えない気分にさせますよね。

大昔にシェルターでボランティアを始めたばかりの頃、ジュリエットにそっくりな若いピットブル君が顔中血だらけで保護されてきて(ほぼ闘犬に使われてるに違いないかんじ)、「これジュリエットの子供じゃない?」って思って胸が詰まっていたのですが、数日後に大家族がシェルターにやって来て、「うちの犬だ!引き取りに来た!」と。シェルターの責任者に「どうしてもあの家族に返さないといけないのか?」と迫りましたが、飼い主という証拠を持って来ているし、第一、犬がその家族を見て大喜びしているので、犬は飼い主の「所持品」。Abuseしてると証明して法廷でたたかえるようにしないと保護できないと...。重い気分でそのピット君を見送った覚えがあります。そして、その時に、なんだかボクサーとその大家族みたいだって思ったんです。「試合」でがっぽり稼いで貧乏家族を精一杯養ってもらいましょう!みたいな。どのボクサー映画みても、必ず家族の因果関係があって、「ボクサー」と「家族」と「金」と「争い」...が定番みたいな。

TRONは寝ましたが、The Fighterは最後の最後までしっかり入り込んで観ました!

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