2011年4月12日火曜日

老犬との生活:番外編②

実は日曜の朝ジュリエットをEmergencyに連れて行きました。結局は、「大した事なく」無事帰宅してきたのですが、これからこういうことが多くなるのかもしれませんね...。母は心配性ですから(苦笑)

日曜朝、いつも通り。超早起き。そして超ゆっくり散歩に出て、途中で出会ったレスキュー・グレーハウンドのニッキーとニッキーママと立ち話。ニッキーもジュリエットと同じく、13-14歳です。お顔は真っ白。ニッキーママはジュリエットのことが大好きで、いつも絶対に駆け寄って来て撫で撫でしてくれます。ニッキーが新しいピンクのハーネスをしていたので聞くと、先週散歩中に突然呼吸困難になり、道端で倒れてしまったそうです。ニッキーママがおろおろしていると車で通りかかった親切な男の方がニッキーを抱き上げて車に乗せてくれておうちまで乗せて行ってくれたとのこと(わたしたちも同じような経験あり!ジュリエットが野良犬2匹に襲われた時、通りかかった親切な男の方が「乗りなさい」と車に乗せて家まで送ってくれました。ほんとに親切な人っているんですよ!感激です。)ニッキーとニッキーママはすぐEmergencyにかけこみ、即喉の手術。でも、すっかり良くなって元気に散歩していました。ただ、これからはもう首に絶対負担をかけられない...と。そんな話をしていた同じ朝に私たちもEmergencyに駆け込むことになるとは...。

散歩の後、いつも通りに朝ご飯を美味しそうに平らげて、そう、ジュリエットはずっと食欲旺盛のままで便通も快調!これが結構わたしの「安心の材料」になってるんですが...。

で、ご飯の後、いつもならおやつを少し...なのに何か様子が変。床中にしずくの跡が一杯。「あれ?もしかしておしっこが漏れてるの?」それは初めてだったので、「いよいよ漏れ始めたか...」と嫌な予感。で、急いでオムツをつけました。

でも、また床には何かの水気の跡が一杯落ちています。で、ジュリエットの顔を見ると口の両端から一杯よだれがポトポトポト...。たまにはだら~~~~んと長いのも出てます。泡ではなく、本当にクリアーなよだれが一杯落ちてきます。

「な、な、なんだ?」と思ってるうちに、ジュリエットも具合が良くないようでひょろ~と床に寝転びました。急いで歯茎をチェックしたらピンク。とりあえずほ~~~。身体も異常には熱くも冷たくもない。でも、このよだれが止まりません。

やっぱり超心配。度胸座りに座っているこのわたしがおろおろし始めました...。これは診てもらうに越した事はない!とEmergencyに行くことにしました。日曜の朝だったので、ちょっと遠方のOradell Animal Hospitalまで。ここはうちのシェルターとも大変密な関係のある病院で、完璧に整備されすばらしい!という施設は巷でとっても評判が高いのですが、誰もが知るように治療費も「高い!」しかしそんなことは言ってられませんね。

スタッフの方も獣医さんも本当にあたたかく迎えてくださって、親切丁寧、プロフェッショナル!という感じ。

待合室で待ってる時も引き続きよだれがポトポト。

診察前に体重を計ってびっくり!!!!!36パウンド!!!!うそでしょ?????体重計が壊れているに違いないと3度計りました。はい、36パウンドでした。ジュリエットの理想体重が50パウンドで、ずっと維持させていましたが、老年になり筋肉がなくなり、去年43パウンドまで落ちたのは知っていましたが、36パウンド!!!!どうりでひょいっと担ぐのが苦でなくなったわけです。

ドクターの丁寧な診察を受けましたが、脈もしっかり正常。熱も平熱。歯茎も健康色。食欲がいつも通りで、便通も良く...。ドクターが結構な力でおなかをぎゅっぎゅと触診してもうんともすんとも動じないジュリエット。ドクターが驚くほどでした。不快感なし。多分、「おばあちゃんの胃のもたれ」だったのかもしれません。点滴と胃のもたれの注射をしてもらい今日のところはこれで大丈夫ではないかとのこと。ただ、ドクターもこの体重激減には懸念を抱いていました。

癌かもしれないし、脳に腫瘍があるのかもしれないし、その原因はわからない。血液検査をすれば腎臓、肝臓などの支障を知ることはできるが癌はわからない。ウルトラサウンドとレントゲンでは癌があればわかると。しかし、癌を発見したところで、さて...。アグレッシブな治療(手術やキモ)などはする気持ちありません。なので、今は痛みや異常を示してないので、少し様子を見て、そして「原因」を知ろうと思えばテストに戻ってきてくださいと話してくださいました。まったく同意できました。

わたしもドクターもわかっていることは、ジュリエットが老犬が良く見せる病気、Cognitive Dysfunctional Syndromeにかかっていることです。Dementiaともいいます。それでも、ジュリエットの場合は、耳は良く聞えてるし、目も良く見えてまったく曇ってないし、臭いもしっかり嗅ぎます(美味しいもの料理し始めたらうるさいので!)。わたしのことも他に知ってる人のこともまだまだ全然忘れてないし、いつもの道、家もちゃんとわかっています。でも、部屋の角でぼ~~~~~としたり、隅にはいりこみたがったり、椅子の下にもぐってもがいたり...変てこ行動は続きます。

大昔に蹴られて?落とされて?何かで折られた右のお尻の骨の古傷も痛みます。熟睡の後は起き上がるのに一苦労。ひょろひょろひょろ...ど~んとへたれこんでしまうことも多々。とぼとぼと~ぼとしか歩かなくなったのに、かと思うと元気な時はソファーにジャンプして、ベッドにジャンプして、アパート中走り回ることもあります。掴まえるのに一苦労くらいに元気に。不思議!でも、あれを見ると嬉しくなりますが...。

まあ、老犬との生活は色々あります。でも、まだまだ始まったばかり、これからもずっとずっと続かせたい!と思ってます。ギネスに載せなきゃですから(笑)

2 件のコメント:

  1. 恵子 と ちび子2011年4月13日 10:27

    麻穂さ〜ん
    びっくりしたでしょうね。
    これは度胸とは別モノですから、オロオロするのも
    当たり前です!!
    あんがいジュリ子ちゃんの方が、ママったらどうしたの?
    なーんて思っていたりして・・・。

    老犬との楽しい生活には、きっとオロオロがつきものなんですよね。
    私もちび子の「老犬のイラつき」にオロオロしっぱなしです。
    お互い楽しい老犬ライフをオロオロとともに過ごしましょうね。

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  2. 恵子さん、

    だめでしょ、わたし?ジュリ子の前でオロオロして
    どないする!?!?だし、なんの覚悟も出来てる!
    なんて偉そうなくせに、急にオロオロしちゃって...。
    おはずかしい次第...。

    何年経っても試行錯誤は続きますね。

    でも、お互い楽しみ頑張りましょう♪

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