2010年10月3日日曜日

悲しい別れ...

昨日シェルターに着いたら、相棒のように仕事を一緒にこなしているケネルのスタッフ、ロジャーが、「Maho、新しい犬が二匹入ってくるからスペース作ってくれる?」と。その前日にも新しい犬が6匹入ってきたとの話を聞いてたところだったので、「あ~~」っと出鼻挫かれモード...。

そんなことは言ってられん!と大急ぎで、新しく入ってきた犬たちが保護されるセクションに行ってスペース確保。準備を済ませた足で、すぐにロビーに行ってどんな犬かと「挨拶」に。

犬が捨てられてくる理由は様々です。“経済的な理由でこれ以上世話出来なくなった...。” “病気だから...。” “歳だから...。” “アグレッシブになって手に追えない...。” “引越すから...。” “時間がない...。” “赤ちゃんが産まれるから...。” わたしがそれらを聞いた時の気持ちはここではあえて書きませんね...。

さて、その昨日捨てられに来た二匹の犬と、その理由ですが、オス犬二匹。二匹共ピット君でした。一匹は去勢済みの2歳のリットルマン(超顔のデカイ、筋肉モリモリのリトルマン...ははは)ともう一匹は去勢されてない11ヶ月のディーゼル。これもまた超顔のデカイ、スタッキーなわんです。ロビーに犬たちに挨拶に行った時に飼い主に会いました。最後の別れをしている時で、犬の頭を思い切り抱きしめて泣いていました。理由は後で書類を見るか、ロビーのスタッフに聞けばいいやと、横で静かにその別れのシーンを見ていました。

飼い主のおにいさん、アフガニスタンに出兵命令が出たそうです。それ以外の背景は分かりません。家族・友達・親戚で戻ってくるまで預かってくれる人はいなかったのか?居なかったからシェルターに来たのでしょうから、ほじくって聞いても仕方ない...とロビーのスタッフ。

愛犬に最後の挨拶をした彼は、自分への怒りをぶつけるかのように扉を思い切り叩いて、一度も後ろを振り返らずシェルターを去って行きました。

2 件のコメント:

  1. やりきれない別れやね~~~

    いい飼い主見つかるといいけど、、
    って、のはその子達だけでなく
    いっぱいいるんだよね。。。。

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  2. うちは犬は100匹収容できるけど、いつもFULLです。そしてそのうちの75%はピットかピットミックス。だからピットですぐに家が見つかるのはものすごく難しいこと...。反対に言えば、ピットじゃないっていう理由だけで、超スピードに家が見つかるケースもある。

    その2匹は今日も様子見に行ったけど、きょと~んとしてる(不安げに)まだ何が起こってるか把握できてないみたい...。

    Jailになれるじゃないけど、すっかりJail生活やりこなしてる犬もいれば、そういう新入りはきょと~んとしたり、ぶるぶる震えたり...。あまりにつらいJail生活で精神病になって「だめに」なる犬もいる。そんな全てを見てきてるよ。

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